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調査人数:150名(小学校2年生29名、3年生27名、4年生31名、5年生63名) |
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作品をつくっている時にどんなことを考えながら作っていましたか? |
「作品を作ることが楽しかった」と80%以上の子が答えている。
その製作意図としては、「きれいな作品にしようと思った」「他の人とはちがう作品を作ろうと思った」「おもしろい作品にしようと思った」などをあげている。
さらに、「みんなに見てもらいたい思った」という子が約68%いることがわかった。インターネットの作品展となると尻込みする傾向があるけれど、このコンテストに関しては、よい結果となっている。
「作品作りは難しかった」と答える子がやく62%いることがわかった。これは「適度な課題をクリアした喜びにつながっている」と思われる。
パソコンを使っての作品となると、「マウスの操作がうまくいかなかった」「手でかいた方がうまくいった」「ソフトの使い方がよくわからなかった」などの理由で、自分の作品に対する満足度が下がる傾向にある。ところが、本調査においては、比較的、満足度が高い傾向の回答となっている。
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他の子の作品にコメントをつけるときにどんなことを考えましたか |
「他の子の作品にコメントをつけるときにどんなことを考えましたか。」の問いに関しては、「その作品のいいところをたくさん書こうと思った」というのが60%を超えている。さらに、「その子にいいアドバイスができるようにと思った」と60%を超える子が考えていたことがわかる。
ただ、「コメントを書くのがおもしろかった」と答える子が少なく、「そう思わない」と答える子も多い。つまり、「コメントをうけとるのはうれしいけれど、書くのはあまりおもしろく感じない」という傾向があることがわかる。これは、相互に助け合う関係としてはいかがなところかと言うこともできる。このあたりに取り組ませる指導者の配慮を必要とするところであろう。
(1) その作品のいいところをたくさん書こうと思った |
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(3) その子にいいアドバイスができるようにとおもった |
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自分の作品に書かれたコメントをみてどう思いましたか |
「自分の作品に書かれたコメントをみてどう思いましたか。」の問いの中で、約78%の子が「コメントが書かれていてうれしかった。」「自分の作品をコンテストに出せてよかった。」という児童が非常に多いことがわかる。このことにより、約65%の子が「またコンテストに参加してみたい。」と答えていて、この数値は相当高くなっていると思われる。さらに、コンテストにおける相互評価の結果が「自分の作品のよいところがわかった。」「自分が工夫するところがわかった。」という自己評価へもつながっていることがわかる。
ただ、また、「コメントがもっとほしかった」に「そう思う」「すこしそう思う」と答えている子が約67%いる。交流の大切さを改めて感じている。
さらに、特記することは、「作品をやりなおしたい。」と考えている児童が少ない点がある。これは、インターネット上での作品展では、「どうも自信がない。」と答える児童が少なくない。そのような中で、このコンテストの活動は、児童に高い満足感を与えていると考えられる。
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