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さらに、連画の活動の楽しさを掘り下げるために、設問3の各項目に対して、クラスター分析(平方ユークリッド距離、ウォード法)を施した。
3. |
活動をしているときのことを思い出して書いてください
「(7)パソコンだといろいろためすことができよかった」とデジタル表現のよ
さをあげている。この楽しさが「(15)「連画・絵のリレー」の活動は楽しかった 」「(1)自分がつなぐ絵をさがすのがおもしろかった」「(2)ほかの人の絵をたねにすることは楽しかった」と関係が深いと考えられる。 |
(7) パソコンだといろいろためすことができてよかった |
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(5) ほかの学校の人たちといっしょに図工の授業ができてよかった |
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「絵をつなげてもらえることのうれしさ」を十分感じていることがわかる。また、
相手もそう思っていることを理解している。 |
(8) 自分の作品にほかの友だちが絵をつなげてもらったのはうれしかった |
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(9) 自分が絵をつなげるとつなげてもらった友だちはよろこぶと思った |
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絵をつなげたり、つなげてもらったりすることが活動へのモチベーションとなっ
ていることがよくわかる。 |
(11) 自分の作品をみんなに見てほしいのでがんばって作った |
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(12) 自分の作品にたくさんの人がつなげてほしいのでがんばって作った |
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インターネットに自分の作品を発表することへの抵抗感はあまりない。さらに、
発表への意欲となっている。
しかし、この活動のおもしろさは味わっていても、肝心な自分の作品のできばえについては、「(13)自分の作品はよくできた」と答える児童がかなり減ってしまう。連画の調査をしているこの3年間で一番悪い。つまり、連画の活動には楽しく取り組めていても、自分の作品への評価は低くなってしまう。このジレンマはどこから生まれてくるのだろうか。設問4の結果を含めて後程分析考察する。 |
(10) 自分の作品をインターネットで発表するのは楽しかった |
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(14) 自分がつくった作品を「連画・絵のリレー」でまた発表してみたい |
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4. |
あなたの作品ができあがった時にどのように感じましたか。
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1) |
第1クラスター
「(1)ソフトをうまく使うことができた」「(2)ソフトの使い方はよくわかった」で形成された。ソフトへの抵抗感があまりなかったことがわかる。 |
2) |
第2クラスター 「(5)まわりの友達の方がうまく感じた」で形成された。
「まわりの友だちの方がうまく感じた」という割合が高い。これも自分の作品のできばえへの自信のなさがうかがえる結果となっている。 |
3) |
第3クラスター 「(3)種にした絵よりもよい発想ができた」「(4)種にした絵よりも色や形に工夫ができた」など、種の絵との比較を聞いている項目で、それに「4あまりそう思わない」「5そう思わない」と答える児童が多い項目が並んだ。さらに、「(6)きれいな色合いの絵がかけた」「(6)きれいな色合いの絵がかけた」「(7)形がうまくかけた」にも「4あまりそう思わない」「5そう思わない」と答える児童が多い項目が並んだ。このあたりが、「自分の作品のできばえへの自信のなさ」の原因であることがうかがえる結果となっている。 |
4) |
第4クラスター
「(9)たくさんの人にわらってもらえる絵がかけた」「(11)ウケる絵がかけた」という項目に対して「4あまりそう思わない」「5そう思わない」と答える児童が多い項目が並んだ。下記のような思いでは児童は取り組んでいなかったことがわかる。 |
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