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2009年度プロジェクト
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プロジェクトの概要 参加者 プロジェクトのゴール
メディア創造力育成はココで 2009年度の活動計画 これまでの活動

執筆者(プロジェクトリーダー):山本 直樹

プロジェクトの概要


このプロジェクトでは,子ども達が詩の創作や朗読などの言語活動とメディア活用をミックスして1年間の思い出を表現します。具体的には,「修学旅行」「運動会」「学芸会」などのテーマを設定し,テーマごとに集まった3〜5名程度のグループで2分程度のスライドショーを制作するというものです。テーマに沿った詩を創作したりそれを朗読してコンピュータに録音したりする活動では,子ども達の言語力を総合的に高めます。また個人ではなくグループで活動することにより,他者と協同して問題を解決する力を育てます。「思い出をまとめる」という設定はスライドショー作品を創作する必然性があり,子ども達の活動意欲を高めます。またスライドショー制作では,写真やビデオなどの非連続テキストも扱います。そのために,伝えたいことを写真で明確に伝える技術(構図など)や,どのような順番で映像を提示したらいいかといった映像文法なども,発達段階に合わせて指導します。この指導は,今日的課題となっているPISA型読解力育成にもつながります。



プロジェクトのゴール


自分や保護者,先生が感動するスライドショー作品を作るというのが取組のゴールです。完成した作品は,各校でDVDに収録し配布します。
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メディア創造力育成はココで


1 メディア表現力
 思い出を記録した映像や写真の中から,自分の伝えたいことがうまく伝わるものを選んで加工することにより,メディアで表現する力を身につけます。ホンモノのCM作品を鑑賞して,プロのテクニックも学習します。写真や映像の特性(構図や映像文法)なども学年の発達段階に応じて指導します。

2 映像と言語の往復
 思い出スライドショーを作成する活動では,絵コンテを使って詩と写真・映像を整理していきます。この活動では,子ども達は映像と言語の往復を繰り返して表現を磨き上げていきます。詩の創作は,国語学習として各校で早い時期から訓練していきます。同時に詩の朗読もスライドショーのアフレコに必要なので、これも訓練していきます。

3 音楽と言語の往復
 写真・映像の場面に応じた音楽を選ぶ学習もします。音楽はD-project特製の著作権フリー素材を活用します。

4 相手意識・目的意識
 観る人を感動させるというはっきりしたゴールがあるので,相手意識や活動の目的意識も持たせやすいです。

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参加者リスト


リーダー: 山本直樹(京都市立新林小学校)
サブリーダー: 甲斐 崇(北中城村立北中城小学校)
メンバー: 石田年保(松山市立荏原小学校)
  藤田英明(菊池市立泗水小学校)
  鳥越和貴(菊池市立泗水東小学校)
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2009年度の計画



               
5月 ・ D-projectのメーリングリスト(D-all)にて募集します。対象は小学校4年生高校生です。参加校に上限はありません。
6月 ・ 詩の学習を始めます。以降,行事ごとに詩を創作する体験を積み重ねていきます。
・ デジタルカメラ・デジタルビデオの操作方法を学習します。こちらも,行事ごとに撮影する体験を積み重ねていきます。
12月 ・ コンピュータでスライドショーを作成する方法を学びます。
1月 ・ 思い出のテーマごとにグループを編成し,作品作りの計画を立てます。
・ 思い出を表現する詩を協同で創作します。
2月 ・ 撮りためた写真やビデオからどれを使うか選択します。 ・ コンピュータを使ってスライドショーを作成します。 ・ スライドショーに詩の朗読を録音します。 ・ 授業参観で作品発表会を行います。
3月 ・ 全作品を収録したDVDを制作し,子ども達に配布します。


これまでの活動


2007年
京都市立新林小学校と横浜市立大口台小学校の6年生が,学校間交流を交えながら作品作りをしました。

2008年
京都市立新林小学校,北中城村立北中城小学校,松山市立荏原小学校,菊池市立泗水西小学校,和歌山大学附属小学校の5校が参加し,作品作りをしました。