素材見本を見て画像探し
このグループの子ども達は,地球を環境汚染から守ろうというコンセプトのポスターを作りました。ここでは,コラージュ手法を用いることになりました。でも一口に環境問題といってもさまざまあるので,子ども達はポスターのデザインがなかなか決められない様子でした。そこで頭の中を一度整理させるために,ウェビング(※1)をしました。その結果,子ども達は「地球があぶない」というキーワードで思いつく言葉を,A4紙上にびっしりと書きました。それからポスター作りに使用する画像探しに入りました。DEX社の「フォト満タン」には,環境がテーマの画像素材CD-ROMがあったので,その中から見つけました。素材画像から貼りたい部分を選び,ドラッグで貼り付ける作業を繰り返すだけで,しだいに環境ポスターが仕上がっていきました。「地球があぶない」というタイトル文字は,危機をイメージさせるためにりんかくを炎のようにしました。デザインとしては,ポスターの上半分が平和で美しい地球,下半分は汚染された地球をイメージしたそうです。きれいな木と枯れた木,美しい魚の群れと骨組みだけの魚の絵,美しい海と溶岩流を対比的に配置していました。
 
(※1) ウェビング・・・ウェビング(webbing)とは課題作りの手法の一つ。ウェブとはクモの巣を指す。クモが巣を張りめぐらせるように,子ども達が自ら課題を広げていく手法で,上智大学の加藤幸次氏により提唱された。
 
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