この題材は,身近にある何気ない“もの”のに目を向け,そこに表情を見つけだし て,そのものの気持ちを想像してみることから始まる造形活動です。
子どもたちは,身近なものの中にある形のおもしろさや,そのものの表情を読みと り,デジタル技術を使って目や鼻,口を加筆します。すると,いままで目にも留めな かったような“もの”たちが生き生きと語りかけくる造形的世界の扉が開かれます。
使用するのはデジタルカメラやコンピュータで,水彩絵の具などは使いません。そ れでもこの造形活動には,きっとアナログな暖かみを覚えていただけることでしょ う。
デジタル造形遊びとでも言える本題材を通して,子どもたちが身近なものを造形的 に捉え表現する能力を高めていってくれればと思います。
また,今回はこのウェッブページを使い,同じ題材を実践した他地域の学校の子ど もたちとともに,できあがった作品の相互鑑賞を予定しています。既存の学校枠を越 えた新しい教育への取り組みでもあります。ご理解とご協力をどうぞよろしくお願い いたします。 |