教師の手だてと子どもたちの姿
低学年では、この学習で自分にどのような能力が身についたかまでをの振り返りをさせることは難しい。また、今回はカードを交換する活動が盛り上がってしまったため、振り返りの時間を14時間目に設定することはできなかった。しかし、易しい視点でいいので、低学年から自己評価する活動は大切にしていきたいと考えている。
そこで、今回は、「どうぶつの赤ちゃんのべんきょうをおわって」というカードに記述した。
1) |
どんなカードをゲットしましたか。(自分とは違うカードをゲットしているかをみる) |
2) |
お友だちの作ったカードは、どんなところがステキでしかたか。(よさを見つけられているかをみる) |
3) |
べんきょうしてよかったことはありますか。(自分の活動の振り返りができているかみる) |
★1について
自分以外の枠にあるカードをゲットできなかった子どもたちは、2名だけであった。偶然集めていくうちに、いろいろな枠のカードが集まったという子どもたちもいるかもしれないが、結果として違いのあるカードを収集できていたといえよう。
★2について
読み取りの視点で書けている |
12 |
「くらい」という言葉を使えている |
10 |
文章が長くかけている |
17 |
様子が分かる絵がかけている |
17 |
その他 |
2(字がきれい、えさ) |
20名中の回答である。特に文章力と絵に表す力の伸びを認め合っている記述がみられた。
★3について
「どうぶつの赤ちゃん」のべんきょうをするまえは、なにも赤ちゃんのことをしりませんでした。べんきょうをして、本をよんだりしたら、赤ちゃんのことをよくわかるようになりました。 |
カードこうかんの日は、うれしかったです。ぜんはんのおみせのときは、いっぱい人がきてくれたから、うれしかったです。こうはんは、ヌーのカードをもらいにいって、「赤ちゃんカード」をもらえたのが、すごくうれしいです。「どうぶつの赤ちゃん」のべんきょうをしてよかったです。 |
どうぶつの赤ちゃんのことがいっぱいわかってよかったです。ヌーの赤ちゃんのことをしれて、うれしかったです。 |
どの子どもたちも、上記に代表されるように、活動の楽しさ、分かることのうれしさにふれていた。
「メディア創造力育成」は、ここで!
これは、「メディア創造力」育成の教師の着目点「4」自分なりの視点を持たせる5」差異やズレを比較し、実感させる12)自らの学びを振り返らせる」に迫る視点といえよう。
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