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長崎ワークショップ 2010/7/26



会場情報
実施日:平成22年7月26日(月)
会場:南島原市立堂崎小学校(長崎県南島原市有家町)
テーマ:教科のねらいを達成する授業づくりと教師の授業力向上
    〜みんなで広げよう活用の“わ”〜

概要

○基調講演 D-Project会長 中川一史先生
  「メディア想像力と新学習指導要領」
○実践事例紹介 D-Project副会長 佐藤幸江先生
  「活用型学習のすすめ」
○研究授業実践発表とコメント
  ★発表者 南島原市立堂崎小学校研究主任 大平啓二
   「交流学習を目的とし、『関わり』を通して考えを伝え合う授業実践」
6年 国語 単元名「新しい世界を求めながら読もう」
  ★コメント D-ProjectWSリーダー 寺島浩介先生(長崎大学)
○ワークショップ…グループに分かれて話し合い、発表する。
・課題「文章全体における段落の役割を理解し、自分の考えが明確になるように、段落相互の関係などに注意して説明文を書く力を身につけさせる授業案を提案せよ」
・対象学年 第3学年
・教材名 「広い言葉、せまい言葉」
・授業づくりの視点
 1.活用型を意識した授業構想
 2.言語事項をしっかり押さえる指導の手立て
 3.目的意識を持たせる単元構成
○総括 寺島浩介先生   
   「本研究会後にこれから個人レベルで実践していけること。」

参加者の声
○中川先生や佐藤先生のお話を聞くことができて大変貴重な機会となった。
○他校からの参加者とのワークショップは緊張感も高まり、良い刺激となった。
○寺嶋先生の実践発表へのコメントが的確でわかりやすかった。
○活用型のとらえ方が具体的に示されてよく理解できた。
○映像や図表を言葉で補うという学習活動の意味がわかり、実践に生かしていきたい。
○カリキュラムは見通しをもつことが大切だということを改めて思った。
○終了後に参加者で「活用」や「見通し」という言葉が自然に交わされるようになった。
○中川先生、佐藤先生が本校のように地方の小さな学校の研究会に来られてすぐ目の前でお話していただいたことで、脳に刺激を受けた。また、中川先生の言葉に説得力を感じた。
○中川先生の基調講演と佐藤先生の実践発表がリンクしていてとてもわかりやすかった。
○小規模校での校内研修は人数が少なく深まりや広がりに限界を感じるところがあるが、今回のような公開校内研究という新しい形が、小規模校での校内研修の活性化に期待できるのではないかだろうか。

執筆者:田中健太郎(南島原市立堂崎小学校)

 

松山ワークショップ 2010/8/2          ↑topへ


会場情報
日時:2010年8月2日(月) 9:30〜16:30
場所:全体会:愛媛大学 南加会館
   分科会:愛媛大学 教育学部
大会テーマ:共に創ろう!」これからの情報教育      
            〜子どもたちの「生きる力」を育てるために−

概要

午前中、地デジ環境を生かした実践事例発表と中川先生の講演を行った。
午後からは、3つの分科会に分かれて活動を行った。

分科会A「学校における情報セキュリティー&情報モラル」
学校の情報セキュリティーのあり方について実際の事例をもとに考えていった。また、松山市に導入されている情報モラル教材を活用した授業作りを行った。

分科会B「はがき新聞作りワークショップ」
「松山市の自慢」(名所・特産品など)を全国のみんなに紹介するはがき新聞作りを行った。学校で行われている新聞作りの学びのポイントを、参加者自身がはがき新聞を作る活動を通して考えていった。

分科会C「電子黒板活用実践&活用」
松山市には全教室に50インチのデジタルテレビと、各校に1台の電子黒板が導入されている。それらの機器を活用した実践事例の紹介や電子黒板の活用テクニックを学んだ。

参加者の声
・中川先生、佐藤先生を招いて毎年行ってきた情報教育研修会も今年度で6回目となる。参加者のアンケート調査からも毎回高い評価を得ており、毎回200名近い参加者を集めて実施することができている。今年度もどのプログラムも充実した内容となった。中川先生の講演・分科会Bの「はがき新聞作りワークショップ」は、参加者から特に高い評価を得ていた。

・「はがき新聞作りワークショップ」は、ICT機器を使わないはさみ・のり・色鉛筆を使い、はがきサイズの紙に「松山市の自慢」(名所・特産品など)を紹介する新聞を作るというアナログチックな活動である。紙面が小さいので一見簡単そうに見えるはがき新聞であるが、実は大変奥深く、作り始めると紙面の中に文章や写真が収まりきらないことに気付かされる。小さいからこそ写真や言葉を吟味する必要性が生まれるのである。参加者は、効果的な小見出しやレイアウト、また、写真と言葉の関係を考えながら新聞作成を行うことができた。 いままで何気なく行ってきた新聞作りが、「メディア創造力」を鍛えるための新聞作りに変わっていくことを確信した。

・佐藤先生による「小見出し」について考える研修が印象的でした。

・デジタルが普及する現代でも、やはり「言葉」そのものの魅力は大きく、大切 にしなければならないと実感することができました。

・小さいから、書くことに抵抗がある子もとっつきやすい。授業に使えます!!

執筆者:石田年歩(松山市立荏原小学校)


北海道ワークショップ 2010/8/4         ↑topへ


会場情報
日時:2010年8月4日
会場:協創空間 ユーカラ
テーマ:言語力を育む授業作りを目指して

概要

基調講演「メディアで創造する力を育む」
中川先生による、最新の教育情報をきめ細かくお話しいただきました。
特に、なぜICTを使うのか、それによって授業がどう変わり、使い方のキモはどこなのかについては初めて参加する人にとてもわかりやすい内容でお話しいただきました。

<ワークショップ>
A 絵本を使った「見ること」の授業作り 佐藤幸江(D-project副会長)
絵本を使って、言語活動を行うポイントを探りながら授業づくりを行う。
B 言語活動を育む新聞制作  山田秀哉(D-projectプロジェクトリーダー)
新聞作りを通して、伝える・伝わる言語活動を育てる授業づくりを行う
C 言語を活用するCM制作  山本直樹(D-project副会長)
CM作りのポイントは映像と言語の往復・・・そのための肝を伝授

<エンディングトーク >
中川先生と佐藤幸江先生山本直樹先生による、エンディングトークは、ICT活用事例を紹介していただきながら、これからどう授業を作っていくのか、社会の変化に伴って指導することはどんなところが大事のかをわかりやすくお話しいただきました。

参加者の声
・とても盛りだくさんで一日日程ではもったいないと思いました。
・いままで聞いたことも見たこともない言葉が出てきて不安でしたが、とてもわかりやすくお話しいただき、理解を深めることができました。
・スタッフのてきぱきと慣れた進行がとても印象的でした。校内研修もこうあるべきだと実感しました。
・お忙しい中川先生に来ていただき、直接、話しかけていただいてとてもうれしかったです。
・いままで経験した研究会やセミナーと全くちがっていました。参加者をとても大事にして下さっていると感じました。無料なんてもったいないです。
・ワークショップは初めて経験しました。最初はついて行けるか不安でしたが、講師の進行がうまくて、自分のつたない経験も盛り込みながら知らないうちにできて満足しました。

企業の方とお話しすることができて良かったです。学校では、ほとんどお話しする機会がなく、こういうところで専門的なことを教えていただいてたいへん勉強になりました。

執筆者:加藤悦雄(石狩市立紅南小学校)


金沢ワークショップ 2010/8/7         ↑topへ


会場情報
日時:2010年8月7日
会場:近江町市場交流プラザ4階
テーマ:映像と言語を往復から生まれる豊かな学び 参加人数:67名

概要

来賓挨拶:
アップルジャパン エデュケーション本部 本部長 樺山資正 様
オープニングトーク:
中川一史(放送大学教授)小林祐紀(小坂小学校教諭・D-project金沢大会実行委員長)
実践発表:
8名の実践者が「映像と言語を往復から生まれる豊かな学び」にかかわる実践発表
司会者:
八崎和美(七尾市立天神山小学校)、細川都司恵(金沢市立小坂小学校)
ワークショップ:
新聞制作ワークショップ 
新聞制作の際の視点を共有する(見出し・絵解きなど)ワークショップでした。
図工ワークショップ
ピカソの描いた女性の肖像画と描かれた女性をコミュニケーションを通して考える、鑑賞のワークショップでした。
ラジオ番組づくりワークショップ
取材を通して、金沢・近江町市場の良さを伝えるラジオ番組をつくりました。
パネルディスカッション:
コーディネータ:村井万寿夫(金沢星稜大学)
パネリスト:
佐藤幸江(横浜市立高田小学校)
清水和久(金沢星稜大学)
加藤隆弘(金沢大学)
「映像と言語の往復を授業デザインの中にどのように落とし込めば子どもに力が付いていくのか」について、授業設計の視点をそれぞれの立場から解説していただきました。

参加者の声
今年で3回目を迎えるD-project金沢大会は、ゲストにアップルジャパンの樺山本部長を迎え、充実した実践発表から始まった。
実践発表では、会場を2分割し、4人ずつが入れ替わり発表するというスタイルであったが、参加者からは「もっと時間を掛けて聞きたい」「8人全員の発表が聞けないなんてもったいない」と、いう感想が寄せられるほどであった。
その後のワークショップでは、今年新たに加わった新聞制作ワークショップに北海道新聞の舩木さんを講師として迎え、実に熱のこもったワークショップが行われていた。
さらに、最後の総括パネルディスカッションでは、実践発表で話を聞き、ワークショップで体感したことを、最後に納得してもらうべく、コーディネータの村井教授を中心に、熱心な話が繰り広げられた。
毎年、D-project金沢大会には多くの若手教師が参加する。今後も、企業・ベテラン・若手・研究者など、さまざま分野の人がコラボレートして大きな風を巻き起こそうと考えている。

 つくろう!ニホンの教育フューチャー!


執筆者:小林祐紀(金沢市立小坂小学校)