会場情報
日時:2010年8月2日(月) 9:30〜16:30
場所:全体会:愛媛大学 南加会館
分科会:愛媛大学 教育学部
大会テーマ:共に創ろう!」これからの情報教育
〜子どもたちの「生きる力」を育てるために−
概要
午前中、地デジ環境を生かした実践事例発表と中川先生の講演を行った。
午後からは、3つの分科会に分かれて活動を行った。
分科会A「学校における情報セキュリティー&情報モラル」
学校の情報セキュリティーのあり方について実際の事例をもとに考えていった。また、松山市に導入されている情報モラル教材を活用した授業作りを行った。
分科会B「はがき新聞作りワークショップ」
「松山市の自慢」(名所・特産品など)を全国のみんなに紹介するはがき新聞作りを行った。学校で行われている新聞作りの学びのポイントを、参加者自身がはがき新聞を作る活動を通して考えていった。
分科会C「電子黒板活用実践&活用」
松山市には全教室に50インチのデジタルテレビと、各校に1台の電子黒板が導入されている。それらの機器を活用した実践事例の紹介や電子黒板の活用テクニックを学んだ。
参加者の声
・中川先生、佐藤先生を招いて毎年行ってきた情報教育研修会も今年度で6回目となる。参加者のアンケート調査からも毎回高い評価を得ており、毎回200名近い参加者を集めて実施することができている。今年度もどのプログラムも充実した内容となった。中川先生の講演・分科会Bの「はがき新聞作りワークショップ」は、参加者から特に高い評価を得ていた。
・「はがき新聞作りワークショップ」は、ICT機器を使わないはさみ・のり・色鉛筆を使い、はがきサイズの紙に「松山市の自慢」(名所・特産品など)を紹介する新聞を作るというアナログチックな活動である。紙面が小さいので一見簡単そうに見えるはがき新聞であるが、実は大変奥深く、作り始めると紙面の中に文章や写真が収まりきらないことに気付かされる。小さいからこそ写真や言葉を吟味する必要性が生まれるのである。参加者は、効果的な小見出しやレイアウト、また、写真と言葉の関係を考えながら新聞作成を行うことができた。 いままで何気なく行ってきた新聞作りが、「メディア創造力」を鍛えるための新聞作りに変わっていくことを確信した。
・佐藤先生による「小見出し」について考える研修が印象的でした。
・デジタルが普及する現代でも、やはり「言葉」そのものの魅力は大きく、大切 にしなければならないと実感することができました。
・小さいから、書くことに抵抗がある子もとっつきやすい。授業に使えます!!
執筆者:石田年歩(松山市立荏原小学校)
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