教師の手だてと子どもたちの姿第10時間目は、グループ全体の原稿を黄色い紙にまとめた後、さらにそれを練り直す作業だ。
子どもたちは、私と担任教師に、原稿を見せにくるのだが、なかなか合格を出さない。子どもたちは、これを解決しようと必死になる。時間との戦いである。 「合格」をもらった後、子どもたちは緑色の原稿に「清書」を行って、原稿の完成となる。
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子どもが一人だけの力では乗り越えられないハードルがある。しかし、みんなと話し合いながらやると乗り越えられるようなハードルにしたい。その高さを設定するのは、教師である。高すぎても低すぎでもだめだ。
子どもたちだけで学習が成立すれば、教師は楽だろう。しかし。子どもの成長レベルも低いままになってしまう可能性も大きい。 子どもたちの本物に迫る眼を養うためには、教師がまずもって本物に迫らせるだけの眼を持ち、それを子どもに求めるだけの迫力が必要だ。教師は、第一級の評価者でなくてはならない。安易に妥協した作品には、子どもたちも満足しない。高いハードルを協力して乗り越えたときに、子どもは大きく成長する。 |
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