同じテーマで作品を制作する仲間がいること、プロジェクトに参加していること、そして作品が配信されることで目的意識、相手意識が生じます。また、他の参加校と意見交流を行うことで、同じテーマなのに切り口が異なったり、発想が全く違ったりと差異やズレを実感でき、自分たちの作品を、再度振り返ることができます。そして、作品作りには、誰もが知らない特ダネ情報を入れることも大切です。しかし一方で、全体としてまとまりがないと聞くに堪えない作品になってしまいます。「部分」と「全体」を常に意識する必要性があります。さらに、参加校同士で意見交流を行うだけでなく、大学生や教師とは異なる大人に意見をもらえる仕組みを整えることで、「見る目」(この場合は「聴く耳」?)を養うことができます。もちろん、制作の過程では、子どもたちが試行錯誤を行い、建設的妥協点をさぐる話し合いをおこなうことができます。
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