デジタル表現研究会
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  小〜中学校
  Adobe Photoshop Elements
グループに分かれてPRするテーマを選び、パンフレットを制作します。はじめに読者を想定した上でPRする対象の特徴を話し合い、その魅力をより的確に伝えるキャッチフレーズや写真などを考え画像編集ソフトで読み手を意識しながらレイアウト。授業でグループワークを行う際の指導のポイントを確認しながら、作品のプレゼンテーションまで行います。実践の流れに沿った内容で、情報の理解、活用、表現などさまざまな学習効果を、児童・生徒の立場で体験できます。
 
ポイント
情報活用や情報理解能力に加え、国語や図工も含む幅広い表現力を育成するうえで有効な指導法を児童・生徒の視点から確認できる。
写真のレタッチや合成、文字との組み合わせなど画像編集とレイアウトのさまざまな機能を習得することができる。
実際のパンフを見ながら、文章や文字、写真、色使いなど、表現の工夫を調べる。
グループに分かれてPRするテーマを相談。キャッチコピーや使用する写真、ページ構成などをワークシートにまとめる。
作成したワークシートに沿って必要な素材(写真・キャッチコピーなど)をグループで分担して制作する。
画像編集ソフトでレイアウト作業。見せ方に工夫を凝らす。
プリントアウトして完成。作品のコンセプトや訴求ポイントをグループごとにプレゼンテーションし評価する。
全体で、作品の出来映えや実践上の課題についてディスカッション。
 
1.パンフレット研究
さまざまなパンフレットを集めて,どのような工夫がしてあるか考える。
(色使いは? 写真・イラストは? 説明は? レイアウトは?)

2.キャッチコピー研究
いろんな広告を見て興味を引き付けるキャッチコピーを集める
キャッチコピーのタイプを見つける
五感に訴える   パロディ   数字   だじゃれ  
共感させる     呼びかけ、疑問   擬人化   韻を踏む
比喩                        
 
3.みさきの家パンフレット制作
みさきの家(5年生が宿泊学習に行ったところ)の魅力を話し合う
グループごとにキャッチコピーと説明文を考える
パンフレットに使う画像を選ぶ
レイアウトを考えて紙に書く(ラフデザイン)
ラフデザインをもとにコンピュータでパンフレットづくり
第一次版をみんなで評価
反省点を話し合い、修正
完成したパンフレットを4年生とみさきの家にプレゼント
 
京都府 京都市立桂坂小学校
山本 直樹 教諭
 
パンフレットづくりは情報教育に期待されるさまざまな学習効果を幅広く得られる活動です。テーマを的確に把握し訴求ポイントを考えるプロセスでは、情報理解や情報の取捨選択といった活動を体験できます。伝える相手を意識しながら構成を考え、写真やキャッチコピーを工夫してレイアウトする段階では、情報活用能力はもちろん、国語・図工的な要素も含めた豊かな表現力を身に付けることができます。総合的な学習への応用も考慮し、その学習効果と実践のポイントを子どもの目で確かめてください。
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