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研修部門 ワークショップ
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CM 研究
講師:
江守恒明(富山県 富山県立大門高等学校)
ワークショップ指導:
井口 巌(宮城県 東北学院中学高等学校)
田邊則彦(神奈川県 慶應義塾湘南藤沢中・高等部)
■主な演習内容
対象は高等学校「情報」(中学校の技術家庭、総合でも応用可)
世界各地のお菓子などをデジカメで撮影し、静止画をつないでCM作成
ワークショップの様子
 
■授業の流れ
前 菜(15:50 ̄16:10)20分
講師紹介(2分)
説明「CM作りで何を育てるか」(8分)
CMの絵コンテ作成(10分)
主 菜(16:10 ̄17:35)85分
本日のメニュー紹介(1分)
本日のメニューの作り方の説明(7分)
本日の素材を紹介する(2分)
グループで商品を決め、どんなCMにするか考える(10分)
Photoshop ElementsとPremiereの概略説明、デジタルカメラの使い方(15分)
Elementsは絵コンテ作りに必要、PremiereはCMづくりに使います。
絵コンテ作り(15分)
デジタルカメラで撮影し、Elementsにデジカメ写真を並べ、ナレーションなどを入れて完成。
CM制作(15分)
Elementsで描いた絵コンテを印刷し、絵コンテをもとにPremiereを使ってCM作成に入る。この間、BGM探し、キャッチコピー練り、デジカメ写真を見せる時間の長さなどグループで役割分担して作業を進める。
完成したものは、MPEG1で保存し発表会に備え、発表の準備をする。
発表会と評価会(20分)
全グループが発表する。(完成CM、または絵コンテ)
付箋紙に感想やアドバイスを書く。
デザート(17:35 ̄17:50)15分
 
みんなで作品についてディスカッションする。
 
わいわいと賑やかな雰囲気の中、江守先生の「そろそろ音楽を入れちゃいましょう!」の声に促されるように、各グループは仕上げ体制に入っていった。そして遂に発表の時間。「1グループ2分間のプレゼンテーションです」と告げられると、トップバッターがノートPCを持って登壇した。

スクリーンに映し出された作品は、エクスプレスという名前のラーメンのCM。ファストフードより速いエクスプレスラーメンという斬新なコンセプトと、マイクを握っての実況ナレーションに思わず会場から大きな拍手が起こった。

ワークショップの様子
デジタルカメラの静止画像と、Photoshop Elements、Premiereだけを使って完成したCM作品
その作品が口火となり、次々にユニークな作品が登場。小さなパスタが蟻のような大軍になってインカ帝国からインカコーラを運んでくるものもあれば、カラフルなマーブルチョコがころころと転がって口の中にはいって「驚きの味!」といったものや、動物ビスケットを素材にしてドイツ旅行が当たるといった仕掛けものまで力作が続々発表され、他の事例発表から戻ってきたギャラリーからも大きな拍手が沸き起こった。

「10時間分の授業をたった2時間でやりました。今日のワークショップでの体験を生かして、今度はデジタルカメラの写真から、動画というステップにぜひ挑戦してみてください」。

作品の出来映えと盛り上がる会場の様子に目を細めながら、江守先生がそう語り、ワークショップは終了した。
 
参加者の感想
来年度は「CM研究・作成」をコアにした活動をぜひやりたい、やれる、と思いました。(中学校)
メディアリテラシーという視点で、学校でも取り組んでみたいと思いました。(中学校)
4月から情報の授業をしなければならない自分とって非常に参考になり、ためになりました。(高校)
もっと時間がほしいけど、きりがないぐらい楽しかったです。(小学校)
講師の先生の進め方が要点をおさえた説明ですばらしかったです。時間があればもっと良かったのでしょうね。(中学校)
実際に本校でも取り組みたいと思っていたので全体のイメージがつかめました。(高校)
  (当日のアンケートより一部抜粋)
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