デジタル表現研究会
D-projectとは? D-allメーリングリスト サイト検索 ホーム
D-project
D-projectのあゆみ
メディア創造力を育成する実践事例
ワークショップ
ユネスコプロジェクト
教材作成
調査研究
カリキュラム検討
ネットdeカルタ
卒業アルバム作成
先生の道具箱
全国に広がるD-project
 

« | メイン | 奈良・椿井小 全校音楽会でリーフレット紹介 »

2006年11月04日

人権フェスティバル(札幌)

jineken.jpg

北海道の札幌市の厚別通小学校、石狩市の紅南小学校、生振小学校の3校が、
札幌メディアパークスピカを会場に行われているスマイル&ハートフルフェスタ 2006 北海道(人権啓発フェスティバル)に6年生の子供たちと参加しています。
ユネスコ世界寺子屋運動をPRするプレゼンを行うためです。

こうやって学校の外でプレゼンする機会はありません。
教室で友達を相手にプレゼンをするのとは段違いの緊張感。
大人相手にしかも何の予備知識も無い人たちにプレゼンするのは大人でも難しいモノです。
子供たちにとってはまたとない学びの機会です。

以下は生振小学校の子供たちの様子です。
今回の生振小学校のプレゼンのコンセプトは、
「世界寺子屋運動を知らない人たちに内容を伝え、協力を呼びかける」
というものでした。
短いプレゼンの時間(10分間)でどうやったら分かってもらえるか。
4つのパート(「問題提起」「世界寺子屋運動」「協力の方法」「私たちの取り組み」)に分かれたプレゼンチームは、「データ」と「エピソード」の盛り込み方に苦心していました。

先週の金曜日に2時間、今週に入って2時間の短い準備時間でしたが良いプレゼンを作りました。
プレゼンを作る中で、これまであやふやだった部分がクリアになったり、新しい発見があったり。
これまで学んだ中身をもう一度、確かめることができました。
そのかいあってか、今日の本番は自信を持って堂々とした発表でした。

また、今日は一緒のプロジェクトに参加している札幌の小学校の6年生と会えたことも収穫でした。
顔を合わせられたということはもちろん。
その学校のプレゼンを見れたことが子供たちにとっては良い勉強になりました。

他校のプレゼンを見る機会はほとんどありません。
見終わった後、子供たちは、
「うまかった。」
「負けたかも…。」
「スライドだったら負けない。」
などと感想を言ってました。
普段、友達の発表しか目にしたことがなかったので、
かなり刺激を受けたようです。

帰りのバスの中では、
「札幌の小学校にあって、うちに無かったものは何か」
という分析をしながら帰りました。

結論としては向こうには「私は~」があったということです。
プレゼンに「感じたこと」や「考え」がたくさん込められていました。
事実を伝えるだけでなく自分の感じたことや考え入れることで、「聴衆の共感」を引き出すことができたのです。

自分たちに足りなかったものは何かを子供たちは実感していました。
このように自分たちのプレゼンを客観的に捉え直すことができたことは、子供たちの「今後」に生きてくる貴重な学びの機会となりました。

明日はフェスティバルの2日目です。
今日の学びが発揮されることを期待しています。

投稿者 teacher01 : 2006年11月04日 06:20

●コメント