Adobe Photoshop Eementsの表現機能(写真の加工やペイント)のなかから学習の目的に合致する機能だけを使って表現することによって、学習の目標が焦点化される。
例えば、
- デジタルカメラで撮った廊下の写真を「輪郭」の機能を使うことによって線描にし、遠近法を学ぶ
- デジタルカメラの風景写真から色を消し、ブラシツールを使って印象派風の作品にする。または、印象派ブラシツールを使って一気に仕上げる
- カラーパレットのなかから「赤い色」をたくさん探して画面に表示することによって、色彩についての豊かな感性を養う
こうしたことを水彩絵の具やペンで表現しようとすると技術的な困難性もありなかなか上手くいかないが、PCならば簡単にクリアできる。ただし、くれぐれも注意していただきたいことは、「学習の目的をどこにおいているのか」ということである。また、技術主義に陥らないことも。
低学年から発達段階に応じた指導内容を明らかにし、それに沿ってPCの活用(Photoshop Elementsの機能の選択)を図る 。
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