デジタル表現研究会
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画像編集実践アイデア
フォトショップ絵画教室
発案者: 糸岡清一先生
神奈川県 横浜市立菅田小学校
対象学年小学校・高学年
教科図工
 
ねらい
  • 絵画の基礎的な要素を取り上げ、表現する楽しさを感じ取る
この実践、ここがウリ
    Adobe Photoshop Eementsの表現機能(写真の加工やペイント)のなかから学習の目的に合致する機能だけを使って表現することによって、学習の目標が焦点化される。

    例えば、
  • デジタルカメラで撮った廊下の写真を「輪郭」の機能を使うことによって線描にし、遠近法を学ぶ
  • デジタルカメラの風景写真から色を消し、ブラシツールを使って印象派風の作品にする。または、印象派ブラシツールを使って一気に仕上げる
  • カラーパレットのなかから「赤い色」をたくさん探して画面に表示することによって、色彩についての豊かな感性を養う

    こうしたことを水彩絵の具やペンで表現しようとすると技術的な困難性もありなかなか上手くいかないが、PCならば簡単にクリアできる。ただし、くれぐれも注意していただきたいことは、「学習の目的をどこにおいているのか」ということである。また、技術主義に陥らないことも。
    低学年から発達段階に応じた指導内容を明らかにし、それに沿ってPCの活用(Photoshop Elementsの機能の選択)を図る 。
活動の流れ
 
    「赤っていくつあるのかな」(1年生または、2年生)
  1. 身の回りにある「赤」を探そう。(服の色、色画用紙、夕焼けなど)
  2. 赤っていくつあるのかなーPhotoshop Elementsのパレットを表示しながら
  3. Photoshop Elementsのパレットからたくさんの赤を取り出して並べる
  4. どこまでが赤なんだろうね
必要な機材と環境
2人1台のパソコン
ワンポイント
Photoshop Elementsの特定の機能と学習のねらいが正しく結びついていること
なるべく使用する機能は少なくすること。それが効率的で焦点化した授業をつくることにつながる
先生の道具箱 実践アイデア