デジタル表現研究会
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デジタルアートリンク集

商業デザインであれ芸術作品であれ、自らの意思を表現し伝えるという情報伝達の本質は変わらないと思います。そしてそのために必要なセンスや技術というのは、たくさんの優れた表現に触れ感動することにより、どんどん研ぎすまされていきます。さぁ、まずはここでご紹介するサイトを理屈抜きでいっぱい感じてみて下さい。もしかしたらあなた自身の感性が鋭く触発され、不意に新たな方向に動き出すかも!?

水田明子/デザイナー
 
6 月 の セ レ ク シ ョ ン
原点は、永遠に新鮮だ
BAUHAUS DESSAU
http://www.bauhaus-dessau.de/
アートとテクノロジーの融合を目指して1919年にドイツに創立され、近代デザインの基礎をつくった造形学校「バウハウス」のサイト。この潔さはどうだ。余計な装飾を一切排除し、絶妙のバランスで成り立つ洗練された画面。バウハウスの特徴とも言えるこの垂直、水平の直線的な構成と淡白な色彩をたっぷりと浴びるのも、かなり気持ちが良いものだ。
作品のひとつひとつが
まるで映画のワンシーン
石坂直樹
http://www.naoki-ishizaka.com/
CDジャケットやファッション雑誌などで活躍している写真家石坂氏のサイト。まず、フロントページの白い鳩の美しさに目を奪われる。構成はとてもシンプルで、カテゴリーは3つのみ。PHOTO:1では、トーンを落としたロモウォール風の壁がマウスの動きにつれて流れている。気に入ったサムネールをクリックし、静と動が混在したシャープな作品を楽しんで欲しい。どれもとびきりファッショナブルだが、それだけではない。ひとつひとつがまるで映画のワンシーンのようなのだ。PHOTO:2はCDジャケット、MovieはTVCFのギャラリーとなっている。彼の作品は光と色がなんともいえず美しい。バックに黒を使うことで、その美しさがさらに惹き立っている。
アートと音楽
いっしょになるともっと楽しい!

MICK JAGGER
http://www.mickjagger.com/
ロックミュージシャンの大御所、ミックジャガーのサイト。とにかくすべてがアーティスティックだ。中でも私がいちばんカッコイイと思ったのはSong Gallery MOMENTUMというコンテンツだ。ミックの頭の上に浮ぶカラフルな球をクリックすると、サウンドやリリックと共に、その曲をイメージしたインタラクティブアートが展開される。どんどん変化する美しい色や不思議なオブジェクトと戯れていると、ついつい時間を忘れてしまう。いつも新しいものへ自ら飛び込んでモノにするあたり、さすがはアーティスト.ミックジャガーだ。
水田明子
みずた・あきこ (株)日本電気デザインセンター(現(株)NECデザイン)でのプロダクトデザインのアシスタント時代を経て、企画デザイン会社(株)カムス・キャパにてグラフィックデザインの仕事に従事。その後アナログからデジタルへと移行する中でゲームの背景デザインや雑誌の挿し絵などを制作し、現在は(株)リコーヒューマンクリエイツにて企業におけるドキュメントデザインの標準化に携わる。
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