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児童生徒がつくる「ユネスコ・世界寺子屋運動」
プロジェクト活動報告2
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子どもたちの今後の活動の根っことなる、とても重要なユネスコ・世界寺子屋運動への出会いを、私たちはユネスコ協会連盟より提供を受けたポスターやビデオの鑑賞で行いました。子どもたちはスクリーンに映し出される自分たちの日常とあまりに違う生活に驚き、そこで懸命に学ぶ人々を知り、この運動に関わる思いを強く持ちました。たいへんインパクトのある運動との出会いができたひと時でした。
 
   
 
プロジェクトベースのメリットは、参加校同士が関わりあいながら活動を進められることです。予定外でしたが、参加教師のメーリングリストで盛り上がり、キックオフテレビ会議を実施することとなりました。自ら進んで参加表明された皆さんは意識が違います。意欲的です。環境的に接続可能だった4校が2校同士ペアになって行いました。子どもたちにとっては一緒に取り組んでいる仲間がいることが実感できたひと時でした。
 
 
ユネスコ協会連盟からの働きかけで、富山、大阪、金沢と地元ユネスコ協会から世界寺子屋運動に関わっている皆さんが各学校に来校し、子どもたちと交流していただきました。やはり実際に現地へ訪問され活動されたホンモノは迫力が違います。子どもたちは現地の文化や生活ぶりを具体的に学び、ボランティア精神や平和について考えたり、自分自身の生活を見直したりするきっかけになったようです。
 
   
 
地元ユネスコ協会からの派遣が困難な学校と、ゲストティーチャーとの交流を行った学校をテレビ電話で結び、交流の時の話や学んだことを還元する試みを実施しました。今回はクラス対クラスではなく、グループ対グループの気軽に話ができるテレビ会議環境で行いました。少人数での仲間意識は深まりましたが、1回の交流では、言い足りないこと、聞き足りないことが、まだまだたくさんあるようでした。
 
   
 
参加校それぞれの都合で進度の差はありますが、10月よりリーフレット製作に取りかかり始めた学校もあります。ラフスケッチからスタートし、ユネスコ協会連盟から提供を受けた支援国ネパールの画像や、参加教師が製作したサンプルリーフレットの研究などを行い、自分たちの思いを伝えるリーフレットづくりをスタートしました。
 
   
 
秋はどの学校も文化的行事が盛んですね。文化祭で自分たちの作ったリーフレットを使い大いにユネスコ・世界寺子屋運動をアピールしています。大判プリンタでリーフレットを拡大印刷しポスターにして、それを持って学校内をキャラバン隊が練り歩きました。ユネスコ協会連盟提供のネパールグッズも大活躍でした。
 
参加9学校を D-project ・ユネスコ協会連盟・アドビシステムズ株式会社の3つの組織がそれぞれの立場で連携し協力しながら支援し、また参加学校同士の交流も、テレビ会議や掲示板で活発に行い、活動が進んできました。今後完成したリーフレットを他校と相互評価して、作品をブラッシュアップするような取り組みを、教師集団は企てております。楽しみ、楽しみ・・・。
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