新しいプロジェクトであったが、転勤した椿井小学校がオーストラリアのエインズリー小学校と10年来の交流があるとのことで、それを一つの手がかりとしてインターネットを使ってのリアルタイムでの交流を考えていた。実際新校舎の竣工式には相手校とテレビ会議を持つこともできたし、メールでプレゼンテーションのスライドを作り、送ることができた。また国内交流では、メンバー校との間でプレゼンテーションのブラッシュアップを図ることができた。反面、プロジェクトメンバーの活動が見えない、高校との連携も最後までわからないままだった。一番のネックは、相手校とどういう連携をとれるかであって、そこが、GVCのように最初から目的やゴールがきまっているのとは違っていたなと感じた。そのことをもう少し早くわかっていればと感じた。
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小島 源一郎/奈良県 奈良市立椿井小学校 |
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3校のところ、アメリカと日本2校になったGVCにおいて何とかホームページ作成までこぎつけられたのは、第1に、相手校の先生がテーマを出してくれて、それに乗ってそれぞれに取り組めたこと。第2に、翻訳サイトやソフトを使って日本語の主語述語を明確に入れ、シンプルな文にすると、子どもでも充分に通じる簡単な英文を作れ自信を持てたことが大きかったと思います。新しい出会いを通して子供たちも教師も、相手国のものの見方に気付くことができたのも収穫でした。
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細川 都司恵/石川県 金沢市立浅野川小学校<GVC敢闘賞> |
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国際交流。やってみたいとは思っていたが、毎年きっかけをつかめず「一度はやってみたい」という願いでしかなかった。そんな時にGVCに出会い、ホームページコンテストに参加することで、交流相手校探しなどのいままでの悩みが一気に解消されました。テーマを決めてゴール目指して先生・子どもたちが調査活動を進める。このような活動が参加した人々に達成感を味会わせてくれたと思います。英語でのやりとりは大変ですが、大変な分できあがった喜びもすごかったです。
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福士 晶知/北海道 美唄市立西美唄小学校<GVC1位> |
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私は一年間の国際交流で一番楽しくて心に残ったのは、ユートピアを考える事です。 自分達の考えた島がリアルに作られて、しかもカナダやアメリカの文化・発想がわかり、初めて知った事ばかりで楽しかったです!手紙の交換も外国の人から手紙が来て、まさか小学生のうちからこういう事ができるなんて思ってもいなかったから感激しました。本当に楽しかったし、勉強になったと思います。
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児童の感想(大徳小学校/池田) |
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私は、この国際交流の一年間をふり返って一番楽しかったのはメール交換のやり取りです。初めて外国の人とメール交換をしたからです。メールを交換してきて、そのメール交換の相手の趣味など文化が分かったからです。私は小学生のうちにできて、いい機会になったと思います。
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児童の感想(大徳小学校/端) |
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◆まとめ
このプロジェクトを初めて企画しました。「国際交流をやりたいのだけれど、やり方がわからないし、相手もいない」「自己紹介だけで終わってしまい、いつの間にか交流が続かなくなった」「英語に訳すのが大変」とか、いろいろ国際交流をするには障害が多いものです。交流先が決まっている学校は、その学校とうまく交流をしていくノウハウを、交流校が決まっていない学校はGVCに参加することによって交流校が見つかります。交流先も学校の先生ですので、「子どもたちのため」という共通の思いで、多少の言葉のハンディーは克服できるものです。そして何よりも、国を超えて協同で1つの作品を作り上げる喜びを感じることができます。子どもの頃からの国際交流は世界平和につながると信じています。みなさんもやってみませんか?
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プロジェクトリーダー 清水 和久/石川県 金沢市立大徳小学校<GVC3位> |
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