プロジェクトリーダー:岩﨑有朋(岩美町立岩美中学校) サブリーダー:田中靖浩(湯梨浜町立東郷小学校)/菊地 寛(浜松市立三ヶ日西小学校)/小林祐紀(茨城大学)/広瀬一弥(亀岡市立青野小学校)
メンバー:別途募集(ポケタッチ導入校)
各教科の学習において、内容を理解するための方法の1つに、いくつかの情報を比較したり、分類したりして整理する場面がある。また、学齢が上がるにつれて単元で扱う情報量も増え、効率よく理解する上でこの比較・分類といった力の必要感は高まると思われる。
一方、改めて、比較するためのベン図の描き方・使い方、条件を整理するための表の書き方などを、必要な思考スキルとして丁寧に指導する場面は時間的な余裕も含めて厳しいのが現状である。
そこで、本プロジェクトでは、児童生徒が休み時間等でポケタッチを通してベン図やマトリックス表といったものに自然と慣れている状況のもと、先生の教科指導とうまく接続できるように接続プログラム的な活用指導案の追加作成と活用事例の収集・分類を目的とする。
ポケタッチを活用しつつ、ベン図やマトリックス表を使った授業のつながりについて、活用指導案の追加版と活用事例の収集・分類を行う。
メディア創造力とのつながりについてである。到達目標の「C. 表現の内容と手段を吟味する力」との関連が一番大きいと考える。
Lv2: 中学年相当 → 相手や目的に応じて、図表や写真などの表現手段を選択することができる。
Lv3: 高学年相当 → 相手や目的に応じて、図表や写真などの表現手段を意図的に選択することができる。
Lv4: 中学校相当 → 相手や目的に応じて、多様な表現手段を意図的に組み合わせることができる。
表現手段としての図表を活用した学習の場合、それ自体を作ることが目的となってしまうことがある。しかし、大切なことは、その図表を元に全体を把握したり、何らかの規則性を見出したりして、考察を深めるために必要な表現手段の一つということである。この図表があることで、相手に伝えやすくなり、議論が深まるきっかけにもなる。ということは、到達目標の「D. 相互作用を生かす力」へとつながる大切なステップだと考える。
リーダー、サブリーダーで追加の活用指導案の作成(前期)
参加メンバーを含め、活用事例(簡単な授業シーンとポケタッチのつながり)の報告
リーダー、サブリーダーで活用事例の収集、分類
公募はしないので、広報の予定はない。交流手段としては、集まった指導案や活用事例をまとめ、それをPDF等に編集しなおして共有。