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デジタルカメラというと、少し前まではレンズ交換式一眼レフカメラと値段が変わらず、画質も決して良いとは言えませんでしたが、最近は画質の向上と低価格化により、広く一般に普及してきました。今までは使い捨てカメラなどを使っていたが、これからはデジカメを使ってみようという方に、デジカメのテクニックを解説していきます。およそ全20回の連載を考えていますが、これを読み終えたとき、デジカメがみなさんの生活の一部になり、撮った写真をパソコンで加工したり、お友達にメールなどで送って楽しめるようになれば幸いです。
村上 拓
石川県 金沢大学教育学部 内留生
 
【第2回】 撮影編(2)「三脚の使用」
「三脚の使用」

手ブレを防ぐ必須アイテムとして三脚があります。(写真・右)ほとんどのデジカメには底面にねじ穴が開いていて三脚で固定することができます。三脚の使用はデジカメを安定させる以外にも、撮影しづらい中腰での撮影が無理なく行えるなど、手ぶれを防ぐのみならず、子供の目線などにも対応する大変便利なものです。

また、手軽に手ブレを防ぐ方法として、ストラップ(帯ひも)を利用するのもいいでしょう。左下の写真のように、手に巻き付けて使用すると、構えたときに安定性が増します。また、右下の写真のようにストラップをピンと伸ばして使えば撮影姿勢が安定します。
ワンポイント

三脚のほかに一脚というものがありますが、一脚はカメラ専門店にしか売っていません。これは地面や壁に足を当ててカメラの安定を向上させる道具です。大事なときに三脚を忘れたときには、先端がキャップになっている傘が一脚の代用になります。傘のキャップを外すとネジが出てきますが、このネジは古くから三脚のネジと全く同じサイズです。一度試してみてはいかがでしょう。
カメラの最大の敵は言うまでもなくブレです。少々露出不足であったり、白く飛び気味であっても、パソコン側である程度まで補正できますが、ブレは「シャープネス」を使っても期待するほどの効果は得られません。

三脚は機動性に欠けるのが唯一の短所といえますが、最近は三脚も軽量化して持ち運びに便利なものが出回るようになりました。可能な限り三脚を使用して、ブレのない写真を撮影しましょう。
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