はじめまして、りん@NYです。リベロさんの提起された「情報教育の実践者は、コンピュータのオーソリティーでないと〜という風潮」は大変興味深いと思いました。風潮を成り立たせている理由は、「教師の専門性」というものの不透明さに関係がありそうです。「パソコンが操作できる」というのが目に見えやすいだけに、そのような風潮を生みやすくしているのではないか、そんな風に考えました。
私自身は情報教育というものが、教師の仕事環境や自己啓発に貢献する方向でも進展することを期待しています。でも、今のところはこの期待に応えるだけのリソースがWeb等にあるかどうか疑問です。国は現職教員の大学院留学を押し進めるだけでなく、それをWebに載せる努力もすべきだと思います。そのことが「教師の専門性」を高めていく一つの方法でもあるし、その事によって情報教育における奇妙な風潮自体を逆説的に解消できると思います。
わかりにくい書き方をしていてごめんなさい。端的に「分かりやすい、見える情報環境だけでなく、見えにくい部分の情報環境にも気を配りたい」という意見です。今の情報教育は分かりやすいところだけでとりあえず済んでいますが、もっと内部へ行けば、これは文化や政治の問題も含むことになるということです。日本の情報教育は、その部分で明らかにまだ世界に追いついていません。 |
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