佐藤:僕は広告の仕事をはじめたときにコンピュータも一緒にはじめて、いまでも良く覚えてるんですけど、MACを立ち上げるとアイコンがパーッと並ぶじゃないですか。あれを見てて、広告ってこういうことなんだと思ったんですよ。
たとえばアドビのIllustratorなどの起動画面が立ち上がる際に、こんなに小っちゃいのにかなり複雑な絵柄がアイコンになってますよね。しかもそういったアイコンが他にもたくさんある。
つまりアイコンは普通のロゴマークとは違って、もっと情報が入っているものだと感じた。広告はまさにこれだなって。最近だとインターネット・エクスプローラのアイコンなどは動いていますよね。とするとこれは、CMにあたるなとか。
そういったコンピュータの世界や、コンピュータ画面を構成している要素。そこに並んだアイコンの存在のように広告を作ることができるし、これからはそういったものが世の中で認められるんじゃないのかな、と。そういったことを、仕事をしながら感じていました。 |