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情報教育徒然草〜友だちの輪〜
【第8回】
デジタルネットワーク=ヒューマン・ネットワークに〜画面の向こうに見える世界を意識して
山田真稔先生(和歌山県 かつらぎ町立大谷小学校)
和歌山大学教育学部附属小学校のトシ先生(貴志年秀先生)よりご紹介頂いた山田真稔(やまだ・まさとし)と言います。和歌山県かつらぎ町の大谷小学校に勤務しております。前任校の高野山小学校において、和歌山大附属小と交流させていただいた縁で、トシ先生や今田先生(現橋本市教育委員会)とお知り合いになることができ、メディアキッズにも参加できたことがきっかけで、中川先生と出会うことができました。さらにそのことがもとになって、今回のD-Projectにも参加させて頂けることになりました。

当時の高野山では、情報教育T.Tの加配があり、2年間担当する機会がありました。情報教育の研究も進めていた学校であり、ちょうどインターネットにつながった時期であったので、いろいろな学校と交流したり、共同学習をしたりして、子どもたちだけでなく、私自身もたいへん勉強になった2年間でした。その間に、トシ先生はじめいろいろな方々と知り合う機会を持つことができました。このプロジェクトの中心にいる山中先生や豊田先生ともこの時期に出会うことができました。ここでは情報に関わる時間や交流学習のコーディネータをしながら感じたことを2点挙げてみたいと思います。

とくに和歌山大附属小との交流は、年間2回のオフライン会を持って、継続的に行うことができています。オンライン上の交流ばかりではなく、実際に顔と顔をつき合わせて一緒に学ぶことが、ネットの向こうにしかいなかった友達をよりはっきりと意識でき、お互いのことを理解し合えると思います。オンラインを通じて得たデジタルネットワークを、より人間的なつながり、ヒューマンネットワークにしていきたい、と考えます。私がたくさんの先生方とお知り合いになれたのも、このことと同じであると思います。(まだまだ修行は足りませんが…)

上記のことも含めて、画面の向こうにいる友達や、ホームページで知り得た事柄、そしてそれを作った人の思いなど、その向こうに広がる世界を意識することができれば、子どもたちの学びの幅はより広くなると思います。まだつい最近まで、子どもたちが画面にむかって操作することがすごいことであると感じてしまう雰囲気のあった田舎ですが、少しでもそういう実践に近づけるようにしていきたいと思います。まだまだ修行が足りない私ですが、このプロジェクトを通じてさらに学んでいきたいと思います。

次回は、熊本大学教育学部附属小学校の前田康裕先生です。このプロジェクトで知り合った先生です。

プレゼンなどではさりげなくおもしろいことを交えて楽しくお話下さいます。お話をしながらPhotoshop(R)であっというまにすてきな似顔絵をお描きになる、すごい方です。まだお知り合いになったばかりですが、勝手に紹介させて頂きます。お楽しみに。。

2002年8月28日

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