デジタル表現研究会
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ミニ実践事例集
『こんなことがしたいな』に、似顔絵をはりつけよう
和歌山県 かつらぎ町立大谷小学校 山田 真稔
小学校5年生/国語   5時間
デジタル表現するメリット
作品
国語の活動「こんなこと、したいな」の取り組みの中に自分の似顔絵を組み入れることで「自分の」ものとして活動に「思い」を組み入れられるので、より深まりが出ます。
 
ねらい
現在の自分を見つめ、これからの自分について考え、目標を立てる。

目 標
自分自身を見つめ、これからがんばりたいと思うことを文章にまとめる力をつける。(書くこと)
自分自身をみつめるきっかけとして、写真をもとにした似顔絵を作成する。(デジタル表現)
発表会をして、友達と思いを交換し合う。(話すこと、聞くこと)
活動の流れ (5時間/デジタル表現は3時間)
1. 自分の写真をもとにして、似顔絵を作成する。(2時間)
自分の書きたいことを考えながら、似顔絵を作成する。自分の似顔絵を描くことで、自分自身について考えるきっかけとする。
   
 
新しいレイヤーを作ってなぞる

もとの写真のレイヤーを消せば似顔絵完成
   
  上記の方法または『 写真から「手がきの線画」をつくろう』などでもできます。
2. 「こんなことしたいな」の文章を作成する。(1時間)
「今の自分とこれからの自分をよく考えて『こんなこと、したいな』を文章にする。
3. グラデーションの背景をつけて、似顔絵、文章の配置をする。(1時間)
 グラデーションで背景を作ろう
4. 印刷して発表会をし、相互に意見を交換し合う。(1時間)
できあがった作品を印刷して、発表会をする。掲示して、見た作品への評価を付箋紙ではりつけると、短時間でたくさんの相互評価ができる。
プレゼンテーションで発表会をしてもよい。
 
授業のコツと応用例
似顔絵の作成で、今の自分を見つめ、考えるきっかけとしたいです。
似顔絵作成時には、ペンツールは細い目を使った方がきれいにトレースできます。背景の色にもよりますが、描画色は濃色の方がよいと思います。時間が経ってふり返ったときに、「あのときの自分の顔」が文章にはりつけてあったら、イメージも膨らみやすいのではないでしょうか。ここでは文章作成・背景色づけにもAdobe Photoshop Elementsを使っていますが、ワープロ文書に似顔絵を貼り付けても作品は作れます。
また、似顔絵は名刺にはりつけたり、作文にはりつけたり、印刷してから絵の具で色をつけてみたりと、いろいろな場面で活用できます。一度つくってみてはいかがでしょうか。
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