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私たちが支援しているネパールでの世界寺子屋運動の責任者タルク・マン・サキヤさんが来日され、日本ユネスコ協会連盟の皆さんのご配慮で直接お話を伺うことができました。当日は東京の立教女学院小学校をキーステーションに、全国7校がテレビ会議でつながり、サキヤさんや日本ユネスコ協会連盟のファイン荒井千香子さんと交流を深めました。
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北海道生振小学校、三重県暁小学校、鹿児島県土橋小学校、三校同時接続でテレビ会議を行いました。活動情報の交換をしたり、学校紹介三択クイズでは三色の紙を使って相手に分かりやすく全員が答えたりと、活動への意欲づけになり、プロジェクトの人と人のつながりを感じるひと時でした。大阪と和歌山との間でも同様に行われました。
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地域ユネスコ協会からのゲストティーチャーやユネスコビデオからの学び、また、調べ学習での学びをもとに、日本ユネスコ協会連盟から提供された画像と、これまでの学びから一人ひとりが自分の思いをもとに考えたキャッチコピーなどをデザインして、いよいよリーフレットづくりのスタートです。
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デジタルデザインのよいところは、自分の考えの変化に応じて何度でも修正できるところですね。アドビシステムズ(株)のデジタルデザインの専門家北川久一郎さんや、参加校同士のテレビ会議を行い、リーフレットに効果的な工夫を学び、ブラッシュアップにとりかかりました。
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手作りリーフレットを活用して、全国各地で活発に募金や書きそんじハガキの回収が行われました。学校行事で、校内活動で、新聞やテレビなどマスコミを活用して、プロジェクト全体で、募金総額232,331円、書きそんじハガキ10,494枚のご協力をいただきました。
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地元ユネスコ協会の皆さんをお招きして1年間の成果を報告したり、リーフレットづくりの実際を視察していただいたりしました。また、金沢ではユネスコチャリティーコンサートで参加4校が合同で発表したり、大阪では小中高3校そろっての合同成果発表をしたりしました。制作したリーフレットをユネスコ協会へ贈呈し、ユネスコ協会からは感謝状を授与され、やりがいを感じるひと時を皆で過ごしました。
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プロジェクトの締めくくりとして、D-project春の公開研究会でこれまでの取り組みを、午前中は全国の参加教員が、午後は、子どもたち代表の北海道生振小学校と和歌山県高野山小学校の皆さんや、その担任が発表しました。ユネスコプロジェクト恒例となった民族衣装を身にまとい、会場ではひときわ異彩を放っての熱い実践発表ブースとなりました。
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実践発表とあわせて、参加校すべての作品を収めたCDを、わざわざ研究会にお越しいただいた日本ユネスコ協会連盟の林理事に、また印刷物を我々と一緒にプロジェクトに関わっていただいている広報室の川上さんに、子どもたちから直接贈呈しました。そして、林理事からはD-projectへ感謝状を授与されました。
日本ユネスコ協会連盟側でも、このユネスコリーフレット制作プロジェクトには大変高い関心と評価をいただき、ユネスコ機関紙やメールマガジンでも度々活動が紹介されています。
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子どもたちのプレゼンテーションは、実際の自分たちの苦労して行ってきた、リーフレットづくりや、書きそんじハガキの回収や募金活動をもとにした実践の発表でしたので、とても迫力のあるものとなりました。
教師は子どもたちを、どのように子どもたちをその気にさせていったか、その仕掛けについて、また自身のプロジェクトへの思いを語りました。
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2002年、京都府桂坂小学校で実践されたD-projectの「ホンモノパンフレット制作プロジェクト」において、パンフレットづくりは、情報活用能力はもちろん、国語や図工で育む力も内在した学び多きデジタルデザインを活用した総合的な学習の実践であることが実証されました。
そこで2003年、その流れを汲み、ユネスコ・寺子屋運動を学び、ホンモノのリーフレットを制作することを目的に「ユネスコ・世界寺子屋運動リーフレット制作プロジェクト」は誕生しました。ところが、プロジェクトはリーフレットづくりに留まらず、そのリーフレットを活用したボランティア活動へと発展をしていきました。リーフレットづくりの学びに留まらず、その素材として取り組んでいた世界寺子屋運動を通した学びへと広がっていったのです。正にダイナミックな総合的な学習の実践でした。2004年度は、この2003年度の活動に感動し、評価していただいた皆さんが加わり、初年度の9校から19校へ参加の輪が広がりました。
今年も、世界寺子屋運動について学び、リーフレットづくりに学び、そのリーフレットを活用した活動から学ぶ、学びの三層構造はより鮮明になり、教師側もその学びを意図して取り組みました。
いかに世界寺子屋運動を知ってもらうか、どうやって書きそんじハガキや募金を集めるか、新聞やテレビで訴えたり、地域へ出て活動したり、学校Webで呼びかけたり、子どもたちは考え、工夫し、実行しました。その子どもたちの仕掛けていった真剣な活動の成果が、地域の皆さんの暖かい支援や、ハガキの回収や募金など、確かな手ごたえとして子どもたちにかえってきたのです。もちろん全参加校で今回報告した実践のすべてがうまく実施されたわけではありません。リーフレットは完成したものの時間不足や諸活動との兼ね合いでユネスコ支援活動ができなかった学校もあります。しかし、どの学校も志を高くして取り組んだことは間違いありません。
人と人が関わり合いながら、モノをつくっていく喜び、人のためにつくす喜び、やりがい、これらユネスコプロジェクトから生まれた多くの学びは、子どもたちの一生の宝となり、生き方の根っこになっていくのではないでしょうか。
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「ユネスコ・世界寺子屋運動」リーフレット制作プロジェクト管理者 |
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