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教材作成プロジェクト 教師が授業で活用するためのデジタルコンテンツ

足音のリズムを組み合わせてみよう

小学校3年
音楽
大阪府 大阪教育大学:田中龍三
コンテンツ作成協力:池田 祥子(教員養成課程4回生 )

授業案

  授業案のダウンロードはこちらからどうぞ。プリントアウウト等にご利用下さい。
PDF(92KB)

授業のねらい

  音楽の授業で、人と関わって演奏したり音楽を作ることは人間関係力を養う意味からも大切なことです。合奏や小アンサンブルの授業の導入に行うの身体ほぐしで、いろいろなステップを日常に行われている動作と関連させて踏ませ、今まで経験したさまざまな気持ちを蘇らせステップで表現させるるとともに、二人で組んでリズムを重ねて作るおもしろさも味わわせたいと思います。
また、授業の中で「拍子」「リズム」「速さ(テンポ)」という言葉が混同して使われることがあります。先生も「リズムが速くなっていますよ。」とか「そこの所の拍子が違っていますよ。」とか言ってしまうことがあるため、子どもたちも言葉の意味を曖昧なままで覚えてしまいます。この教材は音楽用語とその意味を、足音によるリズムアンサンブルの中で音や音楽を知覚・感受することを通して覚えていくことも目的としています。
 

デジタルコンテンツからの「子どもたちの学び」

  メトロノームの音が、「拍子」の「拍」を刻み、その「拍」の上にステップで「リズム」を作っている。そして、「速さ(テンポ)」は全て同じであるということを、 聴覚と視覚を通して構造的に学んでいきます。
また、「拍」の「速さ(テンポ)」が同じなのに「リズム」によって速く感じたりすることを視覚を通した理解を伴う知覚・感受を通して学びます。
 
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教材作成のポイント

 
メトロノームの音は「速さ(テンポ)」が一定であることを示すために必要です。しかし、メトロノームの音とステップの音は完全に同期させず少しずらせる方が、両方の音を聴き取りやすくなり、「拍」の上に「リズム」が乗っていることがよりよく解ります。ただし、ずれの感覚は一定にする必要があります。メトロノームも写し混んむのも面白いでしょう。サンプルになる二人の足音は、少し音色の違う方が、子どもが組み合わせを考えるときのヒントになります。
ここでは、あまりドラマティックなステップを提示せず、構成要素(音楽の作られ方の部分)のみを重点的に提示しして子どもが整理して理解しやすくします。
 
 

授業の流れ

 
この教材は、アンサンブルの授業で、楽譜通りに正確に演奏することだけを目指すのではなく、表現意欲の基になる「イメージや気持ち」をもって演奏するためのステップとして考えています。
授業の流れは以下のようになります。
1. さまざまな歩き方のステップを踏む。
2. どのような時にそのステップになるかを思い出す、想像する。
3. そのときの思い描いていると想像する(思い描いていたと思い出した)イメージや気持ちをもってステップを踏む。
4. そのステップを音楽として枠で捉える。【教材使用】
5. 二人でステップアンサンブルをしてみて、一人の時との音から感じ取ったことの違いを発表し合う。


4.からは「拍」と「速さ(テンポ)」に基づいて行う

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