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研修部門 ワークショップ
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授業演習は約2時間。「手作りうちわで涼しい夏を」「CMオープニングアニメーションを作ろう」「ウェッブユーザビリティー」の3つのコースで、それぞれ割り当てられた各10台のノートPCを使って行われた。どのコースも満席状態で、受講生の年齢もさまざまで、このワークショップへの関心の高さを感じさせた。
 
   
講師:
谷口一登(石川県 金沢大学教育学部内留)
ワークショップ指導:
林 誠(富山県 砺波市立鷹栖小学校)
山田真稔(和歌山県 かつらぎ町立大谷小学校)
村上拓(石川県 金沢大学教育学部内留)
■主な演習内容
対象学年としては小学校の中学年をイメージ
運動会で「お魚天国」を踊る時の「うちわ」を作るという設定
じぶんがお魚の模様になってもいいし,お魚に乗っているじぶんでもいいし,人面魚のような遊び感覚でじぶんの顔をお魚の顔にしてもよい
 
 
■授業の流れ
1. メニューバー探検をしよう
  「ツールバー」「ツールオプションバー」「ツールボックス」「パレット格納エリア」「ヒントパレット」「レイヤーパレット」など、コンピュータの中にどんな機能があるのかを知る
2. 「D-proうちわ」はどう作ったかみんなでやってみよう
  「画像の切り抜き」「画質の調整」「加工」など、D-proうちわの作成過程を通していろいろな機能にふれられるように手順を追って説明〜「著作権問題」の解説
3. 「オリジナルお魚うちわ」を作ろう
  獲得した機能を使いながら、じぶんで画像を選び、加工してオリジナルなうちわを作る/作りたい人は「裏面」も自由に作成
4. うちわ自慢をしよう
  自分のうちわを見せながら、オススメの機能を紹介
5. さあ、みんなでお魚天国を踊ろう!
 
今回の使用画像素材は、具満タンのホームページから提供されたものだが、そのことに関連して、画像などの使用に関する著作権についても説明があった
このコースは、小学生が「お魚天国」を踊るときの「うちわ」を作ろうといった、遊び感覚を取り入れたもの。講師である先生も、受講生である先生方も、皆リラックスした雰囲気で、和気あいあいと演習が行われた。用意された機材はノートPCの他に、ペンタブレット、デジタルカメラ、プリンタと、手作りうちわキット。講師の自己紹介につづいて、さっそくうちわ作りの実践がスタートした。
 
サンプルとして紹介された画像は、“南の楽 園に浮かんだ魚の上に乗る中川先生”。受講生の間から思わず笑いが漏れる。その見本を手本としながら、各自、事前に用意された魚のイラストや写真、南の海の風景や都市のビル画像などさまざまなストックの中から、自分の好きなビジュアルを選んで、うちわ作りを進めていく。
 
うちわ作りの手順は、まずPhotoshop Elements上にレイヤーを分け、背景となる画像、アクセントになる魚などの写真やイラストといった画像、そしてデジタルカメラで撮影したじぶんの写真画像を用意。それらを切り抜き合成して、うちわに仕上げるといった内容。
 
 
皆、子どものようにうちわ作りを楽しんでいるようで、「あ、これカワイイ!」といった声が、女性の受講生から上がる
 
ペンタブレットの使い方に不慣れな人や、デジタルカメラで撮影した、じぶんの写真の切り抜きにてこずっている人も見受けられたが、受講生の間を巡回する講師のわかりやすい指導で、次々に画像合成を完成させていく。

最終的に出来上がった画像は、プリンタでシール印刷され、各自それを用意されたうちわのホネの両面に貼り付けて完成。皆、出来上がったうちわを手に大喜びといった様子。演習終了後、画像を使ったモノづくりについての解説があり、実際の授業での活用の仕方が話された。
 
   
 
受講生の感想大田区立蓮沼小学校 後藤宣子さん
「とてもわかりやすかったです。いま小学校の低学年を教えているので、ここまでの内容をすぐに教えるのはまだ難しいですが、こういった内容も頭に置いて、初歩的なことを教えていこうと思います。高学年に対しては、今日のような内容もオモシロイと思いました」
 
基調講演 CMオープニングアニメーションを作ろう
研修部門 ワークショップ