デジタル表現研究会
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研修部門 ワークショップ
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講師:
小林道夫(神奈川県 神奈川大学附属中高等学校)
ワークショップ指導:
上谷典秀(三重県 名張市立百合が丘小学校)
秦 安彦(神奈川県 大和市立緑野小学校)
飯田智芳(神奈川県 川崎市立西梶ヶ谷小学校)
 
■主な演習内容
事前に用意したCMビデオのイメージに合うオープニングアニメーションを、みんなで考え、そのアイデアをもとにアニメーションを作る
LiveMotionで作ったコンテンツはブラウザで再現してこそみんなに見てもらえるので、制作したデータはSWF形式で出力し、CMビデオクリップへのリンクを埋め込んでおく

■授業の流れ
1. .LiveMotionの作品例の紹介
  LiveMotionでできることや、制作上のポイントを説明
2. CMビデオを見て、オープニングアニメーションのプランをたてる
  プリントを配り、絵コンテを描く
3. 事前にコンピュータにインストールしておいた雛型を使った作品づくり
4. 作品完成
5. 作品の発表と評価
 
   
 
演習の開始に際して、一本のCMビデオが放映された。そしてメイン講師の小林先生から、このCMのオープニングアニメーションにはどんなイメージのものが良いのか。それを一緒に考えながら、アニメーションを作ってみましょうと話があった。

プランニングの後、アニメーション作りは、まず四角いオブジェクトを作り、この図形をある場所から別の場所に移動させるといった、ベーシックな表現から開始された。さらに、移動の際にオブジェクトを回転させるといった演出が加わり、初歩的なアニメーションの動きについて解説が行われた。
 
見事に移動と回転が出来た受講生の中には、「やった!」と指を鳴らす人。いっぽうでタイムラインの設定に関して、やや苦労している人の姿も。それら一連の作業につづき、今度は文字を入力し、その文字を動かすといった課題に移った。

10分間の休憩を挟み、前半戦の基本的授業に対して、後半は上級編としてもっと自由につくってみようといった内容。小林先生の指示で、受講生は「MOVIE」という文字を各自のコンピュータに入力。与えられた課題は、その文字が、一文字づつバラバラになって回転、移動するといった演出だ。

当初まだ戸惑い気味だった受講生も、サブ講師の先生に積極的に質問し、疑問を解決。二人三脚でテクニックをマスターし、短時間にも関わらず、アニメーションを完成させていく。最後に「表現力の育成」といった内容で、小林先生からアニメーションなどのムービー制作におけるポイントが語られ、演習は終了した。
 
「アニメーション作品を制作することは、さまざまな情報を統合して、最も適した形式で表現することができる力を育成することになります」と小林先生
 
コンテンツ制作はすべてプランニング→情報の収集と選択→処理→評価のプロセスがある。授業では、このプロセスを体験させ、どのような手順で制作を行うかを教えることが重要
 
受講生の感想玉川学園 田邊のぶ英さん
「私は初心者なんですが、基本からわかりやすく教えてくれているので、楽しみながらとてもよく理解できました。学校では先生の授業のサポートを行っています。子どもたちの授業においても、プレゼンなどに使えるのではないかと思いました」
 
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