連画と呼ばれる、ネットワークを使ったユニークなスタイルのグラフィック・コミュニケーションがある。安斎利洋氏と中村理恵子氏によって始められ、日本のアートシーンのみならず、世界の第一線でも高い評価を得ているこのアートが、日本の教育界で熱い注目を集めている。ひと言でいえば、連画とは和歌の“連歌”とも共鳴しあう、人との繋がりの上に成り立ったコミュニケーションアート。総合的な学習、情報教育と、これまでにない領域での学習方法や教育環境の模索が始まっている現在、創造力を連鎖していくこのコミュニケーション手法には、これからの教育空間を形作っていくために必要なヒントや哲学がたくさん詰まっている。Dの現場から〜第1回目は、そんなアートという創作行為を通じて、斬新な価値観を提供してくれるお二人のアーティストにお話をうかがった。 |