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ビギナー教師
レポート1
パソコン苦難の乗り越え方
西村文成
(和歌山県 高野町立高野山小学校)
「なんだこれは?何を言っているのかわからん!」パソコンをさわっていてこんな思いをした人はきっとたくさんいることでしょう。パソコンと初めて出会ったとき、「立ち上げる」という意味がさっぱりわからなかったことを思い出します。クリックとか、マウスとか、インストールとか、日常では使用しないのに、パソコンの事を話すときには必ず使用する言葉がたくさんあります。そのわからない言葉たちに圧倒されて「パソコンは難しい」とあきらめてしまう人も少なくないように思います。では、いったいどうすればパソコンができるようになるのでしょうか。

まず、一番手軽な方法としては、自分の周りにいるパソコンのできる人をつかまえて恥ずかしがらずにとにかくたずねることです。「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」といいます。「これからの時代パソコンぐらいできなくては」そんな気持ちが教師なら誰だってあるでしょう。恥と思わずにどんどん聞けばいいのです。ただし、そのときの操作は、必ず自分自身でおこなってください。人にやってもらうと、自分がやろうとしたときには、「あれ?どこをどうするんだっけ?」となってしまいます。忘れそうなことには、メモをとっておく、そのぐらいの方がいいですね。学校で習ってきた勉強と同じです。

次に、「自分で新しいソフトを使いこなしたい」「周りにそんなパソコンのできる人がいない」そんな人の方法としては、書籍を買うことやインターネットで検索することをおすすめします。ソフトについている解説書を利用することはさけたいですね。専門用語がたくさん出てくるこの本は、かなりレベルの高い人に対して作られたものだと思います。だから、本屋さんに行き、自分の使いたいソフトについてできるだけわかりやすく書かれた書籍を買う方がよいでしょう。事実、わたしの友人で、パソコンがよくできると思われている人でさえ、別の書籍を買っています。それから、わからない言葉が出てきたときのためにパソコン関係の用語集もあると便利です。国語事典と同じ役割です。

インターネットの検索についてですが、これはインターネットが接続できており、検索の仕方がわかる人へのアドバイスになります。「インターネットの接続がわからないのに!」という方は、まず、前述した「人に聞く」「本を買う」の方法でインターネット接続にチャレンジしてください。話は戻りますが、インターネットは本当に便利です。書籍を探し、それを購入したり、わからない用語を調べたり、メールでパソコンの使い方を教えてもらうといったことができます。前述したことがすべてできることになります。こんな使い方ができるインターネット、ぜひ利用したいものですね。
ここに調べたい言葉(キーワード)を打ち込みます。
ここでは「本屋さん」と入力してみました。
検索ボタンを押すと、このように入力したキーワードにあった項目(Webページ)の一覧が表示されます。
説明を読んで、みてみたいページをクリックすると、このようにそのページが表示されます。
これらの他の方法としては、とにかく好きになることです。「好きこそものの上手なれ」といいます…。「うまくいかないから好きになれないんだよ」という声が聞こえてきそうですが、この文章を読んでいるということは興味があるのです。つまり好きなのです(強引ですね)。でも、興味のある人は、パソコン雑誌を買っているはずです。ビギナー向けの特集がよく掲載されています。これも一つの上達法だと思います。

しかし、できると言われている人もみんな最悪の事態にはまっています。パソコンをする人は、仕事が予定通りにいかないということがよくあります。パソコンの達人と言われている人も、うまくいかず苦労しているものです。

パソコンがうまく作動し、自分の思い通りに操作できているときはいいのです。しかし、一度トラブルが起こったとき、なかなか元に戻らない、うまく進まない、あーだこーだとさわっているうちに余計わからなくなってしまい、どうしていいのかわからなくなって時間だけが経っていくという経験をした人も多いのです。

わかりにくく、難しく、無駄な時間を費やしてしまうこともあるパソコンですが、できるようになりたいと思うのは、それ以上にすばらしいものがあるからです。例えば、事務処理など、仕事の効率化を図れます(たまに失敗しますが…)。楽をできるところは、楽できるようにしたいものです。それから、前にも述べましたがインターネット。コミュニケーション、検索(調べる)、ショッピングなどパソコンを使ってできてしまうのです。このように、パソコンは私たちのくらしをとても便利に、楽しくしてくれます。「便利だけれど人間味がないじゃないか」という批判もあるかもしれませんが、パソコンを使うのは人間です。人と人がパソコンを通じてコミュニケーションをしているのです。はるか昔、人間が文字をつくり、紙を発明し、それらを使ったのと同じことなのです。人が何を使ってコミュニケーションをしているかということです。

時間とお金はかかりますが、少しずつパソコンを勉強していきませんか?こんなよいものを使わなくてはということで、学校にも設置されました。今やパソコンのない学校はないはずです。努力は必要ですが、それだけの見返りがあります。さあ、あなたもパソコンを利用した授業、仕事、くらしをしてみましょう。
 

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