今年は、20世紀の最も著名な写真家アンセル・アダムスの生誕100年目にあたる。ニューヨーク近代美術館やカリフォルニア美術学校での写真部門の確立に尽力するなど芸術表現としての写真の地位を高めたばかりではなく、環境保護運動の推進者としても高く評価されているアンセルアダムス。そのアンセルアダムスギャラリーのサイトをご紹介したい。彼と写真の最初の出会いは、14歳の時両親とヨセミテを訪れた際に父親のブローニーを手にした時だったそうだ。そして彼のアメリカヨセミテ国立公園の雄大かつ幻想的な風景写真は、「伝説の風景」と称されているだけあって感銘を覚える。彼の素晴らしい作品の数々を堪能したら、次はFine Art Photographyというカテゴリーに紹介されている写真家たちの作品をご覧頂きたい。私は、その中でもKerik Kouklisという写真家の光と霧の微妙なバランスによる妖しい美しさが一目で気にいってしまったのだが、サイトが厳選し紹介しているだけあって、どの写真家の作品も一見の価値はある。