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学校の近隣のお店や自治会、会社、イベントなどのチラシを、生徒たちが自分たちの感性で企画制作する、コンクールです。 |
プロジェクトリーダー:池田 明(大阪府 大阪市立扇町総合高等学校) |
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■目 的
紙による広告媒体であるチラシの実物を作成し、作品を公開して評価を受けることによって、実社会のニーズに合ったパブリッシングスキルの習得を目指す。また、学校近隣の地域との連携を図ることも目的としている。
■方 法
学校の所在地域にある企業・商店などに協力を求めて、チラシを制作させてもらう。参加校はチラシを完成させ、期限までに提出する。作品と共にコンセプトを説明したドキュメントを提出し、審査の参考とする。一次審査を経て優秀作品に選出してファイナルプレゼンテーション大会を実施。
■成果のまとめ方
成果のまとめ方作品を提出プレゼンテーションによるコンクール形式で評価を受ける。
■プロジェクト実施時期
6月〜 |
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参加募集 |
11月 |
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一次作品提出締め切り |
1月 |
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審査会 |
3月26日 |
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春の全体会にて ファイナルプレゼンテーション大会 |
全国の小・中・高校から参加校を募集し、全国から6校の参加がありました。各校でクライアントを見つけました。この注文に基づき、各校で数点から20点程度の応募をいただきました。一次審査により、各校の代表1点を決定。代表の作品のブラッシュアップを行いました。チラシ作品データと条件等を記述した提出票を提出しました。これらを見せながら、プレゼンテーションを実施しました。このプレゼンと作品を元に審査を実施しました。前提として、プレゼンはクライアントへのアピールという想定にしました。従って、審査の際は、作品の実用性とプレゼンを重視しました。子どもらしさや、学校の事情などには、重きを置かず作品で審査しました。 |
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■まとめ
実用的なチラシを作成し、その趣旨を説明するプレゼンテーションも行うということで、少しハードルの高いプロジェクトであったように思われます。しかし、参加各校においては、大変レベルの高い作品を制作していただきました。また、ファイナルプレゼンテーションに参加した子どもたちの、真摯な姿には胸を打たれました。このコンクールに参加したことにより、オーディエンスとクライアントを見据えた作品づくりの難しさを体験できたことでしょう。ファイナルプレゼンテーションの要項がなかなか決定できず参加校の皆様には大変ご迷惑をおかけしました。また、このあたりの事情が参加校数を少なくした遠因かと思われます。このような実施状況も参考にして、次年度のプレゼンテーションプロジェクトに活かして行ければと考えています。 |