キャッチコピー研究の授業にむけて、子ども達に日頃から雑誌やテレビCMからキャッチコピーを集めさせることを、山田教諭に依頼しました。「テレビCMをたくさん見る事」という前代未聞の宿題に、子ども達は意欲的に(!)取り組みました。そしてむかえたキャッチコピー研究の授業では、集めたコピーの比較をしました。 すると、キャッチコピーには、次のようなタイプがあることがわかりました。
この学習のあと、Photoshop Elementsのキャッチコピーを作っていきました。ただキャッチコピーは、広告対象をしっかりと分析してからでないと、作ることはできません。それに前述の通り、キャッチコピーは数が勝負です。そこで、すぐに作るのではなく、2ヶ月という期間を設けて、その間にたくさんキャッチコピーを作っていくことにしました。そのため、山田教諭は教室うしろの壁に模造紙をはりました。子ども達は、そこに思いついたキャッチコピーを書きためていきました。子ども達はアドビの北川氏からPhotoshop Elementsの商品コンセプト=コミュニケーションツールという話を聞いていたので、「伝える」というキーワードが入ったコピーが多く見られました。
模造紙以外のアイデア共有手段として、インターネット上にキャッチコピー案書き込み用の電子掲示板(※1)を立ち上げました。こうすることにより、中川先生やアドビの北川氏にその進捗状況がわかります。子ども達には家でアイデアを思いついた時にも、すぐに書き込んでみんなに知らせるように指導しました。 これらの方法によって、Photoshop Elementsのキャッチコピー案は、最終的に200以上集まりました。
中でも、最も意欲的に取り組んだのは、あかねちゃんです。校内で児童会の本部役員をつとめるほどがんばり屋さんの彼女は、一人で30ものコピー案を考えました。そのほとんどは、「頭の中でパッと豆電球が光ったように」ひらめいたそうです。