この授業では,班ごとにつかんだPhotoshop Elementsのウリを,プレゼンテーションを通してみんなで共有するのがねらいです。
本校は今年,「伝える力の育成=コミュニケーション能力」を校内研究テーマにしています。その校内研究で目指す子ども像は,ホンモノパンフレット作りでつけたい力と多くの部分が一致します。ただこの取り組みでは,伝えたいことを紙面を通して伝える力を育成します。ですから最初の計画では,この取り組みの中に話して伝えるプレゼンテーション活動を埋め込むつもりはありませんでした。しかしこのホンモノパンフレットの取り組みは,「社会・現場を垣間見る」ということもねらいにしています。実際の広告業界では,クライアントに対する広告案のプレゼンテーションは必ず行われます。他の広告代理店との競合なんて当たり前で,うまく自分達の作品のウリを伝えることができなければ,採用してもらえません。もちろん,それは死活問題です。そのような現場の厳しさを体験させる上では,やはりプレゼンテーション活動が必要だと考えました。そこで,Photoshop Elementsのウリをみんなで共有する段階,それからパンフレットのベータ版(※1)ができた段階,および最終版ができた段階の計3回,プレゼンテーションをさせることにしました。特にベータ版と最終版のプレゼンテーションでは,中川先生と北川氏に来ていただいて,クライアントプレゼンテーション(※2)の緊張感を味わわせることにしました。 |