活動
リーフレット制作活動を通して、ユネスコ・世界寺子屋運動を学び、運動を支援します。
ねらい
ユネスコ・世界寺子屋運動への支援を通して出会った人やものと関わりを持つ中で、情報教育、国際理解、平和教育、人権教育などを推進し、総合的な学習の時間がめざす、自ら学び自ら考える力など全人的な生きる力の育成を図ります。
重点
世界寺子屋運動をより多くの皆さんに理解してもらうための効果的なリーフレットの要件やデザインを考え、追及する活動を通して、より分かりやすく印象的に伝える方法を学び、情報活用能力を育成します。
研究
世界寺子屋運動を支援する活動の中で、リーフレット制作が子どもたちの学びにどういった役割を果たしたか、総合的な学習の時間におけるデジタル表現活動の意味を明らかにします。リーフレット制作が、活動全体の流れの中で、どの時点で、どういった授業で展開されるのが有効・適切であるかを検証します。
プロジェクトについて
2005年度も公募により、前年度を上回る21校、1,455名の子どもたちが参加します。昨年度からのリピーター参加が多いことが、このプロジェクトのチームワークと学びの確かさを何より物語っています。今年度も北海道から九州までカバーし、数名の小規模参加から百名以上の大規模参加、そして小学3年生・5年生・6年生・中学1年生・高校1年生・2年生と、各校種、学年がそろったダイナミックな全国組織の大プロジェクトになりました。
ユネスコ協会やデジタルデザインの専門家の皆さん、地域の皆さん、参加校同士の交流など、人と人のかかわりの中での学びに、デジタル表現活動での学びを寄り添わせ、単独校の活動では得られないプロジェクトベースならではの課題追求学習のよさを実感して推進していきたいと思います。
そして、日本では考えられない非識字の現状と出会い向き合う参加校の子どもたちと教師が一緒になって、「戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和のとりでを築かねばならない」というユネスコ憲章前文の理念に迫るプロジェクトをめざします。また、D-project調査研究プロジェクトと連携して、子どもたちの意識や学びを明確に捉えていきたいと思います。