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D-project
メディア創造力・実践ガイド
新聞づくり実践ガイド
既習の学習を振り返る
本単元で学習するめあてを知る
資料「アップとルーズで伝える」を読みとる
「四年三組から発信します」を読みとる
話題を決めて、伝え方を考える
話題について話し合い、イメージをもつ
仕事の分担をする
12時:材料を選び、記事を書く
13時:材料を選び、記事を書く
14時:材料を選び、記事を書く
15時:材料を選び、記事を書く
16時:材料を選び、記事を書く
掲示された新聞を見て、伝え方の工夫について話し合う
ワークシート・素材集
ニュース番組づくり教材


第9時:話題を決めて、伝え方を考える

学習のねらい:「アップとルーズ」の視点で材料を選び,みんなで分担してエコ新聞をつくるために伝え方を考える。
メディア創造力育成ポイント:情報の受け手の立場を体験することで,記事を書いたり記事に合う写真をアップとルーズの視点で選んだりすることの大切さに気づく。
準備する物:
○受け手の立場を考えることができるような新聞記事(ここでは,「30人31脚」を取り上げた朝日新聞の横浜版の記事を活用」を全員にプリントアウトし,それを拡大提示
○受け手として「記事から読み取ったこと」と記事からは分からないけれども「写真」からだと分かることを記入する学習プリント



本時のめあての確認をする(2分)

・「受け手」の立場に立つ体験を通して,材料を選択する大切さについて考えます。

   
「受け手」の立場で新聞記事を読み、アップとルーズの効果について話し合う(5分)
・実際の新聞でその効果を考えようと「10/26付けの朝日新聞横浜版」で30人31脚を取材した新聞を提示しました。「30人31脚」についての簡単な説明を行い、「受け手」として知りたいことを出させました。「大会はいつか?どこが優勝したのか?どのくらいの速さか?会場は?会場の様子は?戦い方は?参加チームは?」など、具体的に知りたいことが出されました。
   
新聞記事と写真から読み取れることを発表しあう(20分)
・「では、実際に読んでみよう」と2人に1枚新聞記事のコピーを配布すると同時に、電子黒板付きデジタルテレビに同じ記事を拡大提示しました。そして、知りたいと思ったことが記事になっているか、ペアで読み取ることを指示しました。
・ 子どもたちは文章についてはよく読み取っていました。そこで、「目的にあった写真を選んでいるだろうか」と発問し、写真の方へ目がいくようにしました。その結果、「がんばっている様子」は、表情や足を揃えて走っているところ、息を合わせて走っているところなど、写真があることによってよく伝わることに気づいていきました。教師は、子どもたちの意見に応じて、例えば「足が揃っている」などという意見が出されると、それを電子黒板付きデジタルテレビの写真で、どこからそう感じるか確認しました。
   
これまでのことを元に、自分が朝日新聞の記者であったら、何を伝えるためにどのような写真を選ぶか意見を交流する(15分)

・自分が記者だったらということで話し合いました。「選手ががんばる様子について伝えたいときには、自分も『アップ』の写真を選ぶ。」とか「優勝チームがどのような走りをしているかの写真をのせる」、「優勝チームがうれしがっている顔つきの写真にする」とかいう意見が出されました。
・選手と会場の様子を伝えたいときには、「テレビでルーズからアップにいくように、写真を何枚かのせたい。」という意見が出されましたが、紙面の問題があるという意見もでました。どちらにしても、「受け手」を意識して話し合う様子が見られました。

   
次時の予告を聞く(3分)
・「送り手」について考えることを提案しました。