2002年度から本格的に実施される新教育課程により、学校現場には大きな変革の波が予測されている。とりわけ情報教育については、国家プロジェクトのなかでもその推進が重要課題として挙げられ、「総合的な学習の時間」や2003年度から開始する高等学校の普通教科「情報」を含め、どのような形でデザインしていくかは大きなテーマと言っても過言ではない。このシリーズは、21世紀の学校教育に必要不可欠となる学校・地域・企業の連携をその中心軸として、これからの情報教育において必要になる素養や子どもたちに起きるさまざまな変化、情報教育の未来像について、現場の教師はもちろん、企業のスペシャリストなどを交えながらその答えや実践例をあらゆる角度から探求していくものである。第1回目のテーマは、古来から以心伝心を美徳としてきた日本人が最も苦手としている「プレゼンテーション能力」について。 |