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ワークシートと活動後の話し合いで状況把握を
白江 勉教諭 |
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1時間の学習の中で全ての子どもたちに支援をすることはまず不可能だと考えます。そこで、ナビゲーションのしっかりしたワークシートを準備し、子どもたちだけで活動を進めることができるようにすることがポイントになってきます。様々な場所で活動を展開する場合には、黒板に自分の名札(マグネットタイプ)を貼り、活動場所を明記してから開始するように指導しておきます。もちろん教室にもどってくる時刻を伝えておきます。そして、教室に戻ってきたらワークシートに活動のふりかえりをさせるのです。活動の様子を観察することができなかった子どもたちに対しては、ワークシートの記述や活動後の簡単な話し合いでの発言をもとに次の時間の支援を考えることができます。 |
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追究に不安を感じる子を中心に支援
河村綾子教諭 |
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昨年度の本校6年生は個人テーマでしたので、テーマ決定から初期の追究開始までに個人によって時間差が出ることが予想されました。そこで私たち(学年担当教師3人)はその対応策として、『教師と相談』『活動計画作成』『アドバイス会』『追究』と時間差をもたせた4つの場を設定しました。子どもたちには予め場の説明や流れをシミュレーションで示しておきました。おかげで、その子なりのペースで進めることができました。全員が追究にはいると、活動は53通り出てきました。それを教師3人で対応するのは至難の業です。そこで、追究に不安を感じる子どもを中心にみることを基本とし、あとは全員に活動内容の確認や追究の現状、悩みなどをきく相談会を何度も設けました。1時間に6、7人ずつ行っていき、現状を把握しました。しかし、単元を通して感じたことですが、個人に強い目的意識さえあれば、教師は何も心配せずとも子どもは進んでいくということです。そうなれば、教師は子どもが必要だと感じた時に支援することができます。また、校外に子どもを出すときの安全対策と言われますが、これも子どもたちに強い目的意識さえあれば、滅多なことはないと確信しています(過去3回無事故です)。 |
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よい動きをしている子どもを見つけだしてモデルに
田邊則彦指導主事 |
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子どもの動きがステレオタイプになっていたら、それは先生が子どもを「枠」にはめている証拠。さまざまな動きをするのが子どもなのです。過監督・過干渉にならないように、子どもの自主性を認めてあげましょう。子どもの学習には「観察学習」「模倣学習」のよいモデルが必要です。さまざまな動きをしている子どもの中から「よいモデル」をまずは先生が見つけ出す努力を! 先生が子どもの活動のすべてを把握することはできません。
先生と子どもの関係を図で示してみました。実践したい総合的な学習にぴったりのタイプはどれ? |
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