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D-project アーカイブス 総合的な学習Q&A
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現場の疑問に現場の声で答える 総合的な学習Q&A 提供:株式会社学習研究社 月刊「NEW教育とコンピュータ」編集部
 この連載では、総合的な学習の時間についてのみなさんの疑問や質問について、金沢大学教育実践総合センターの中川一史助教授の監修のもと、現場で実際に総合的な学習を実践していらっしゃる先生方の意見を交えて、考えていくページです。
 現場の先生方には、ご自身の実践経験をもとに疑問・質問にご回答いただくと同時に、時には質問された方の代弁者として問題点を浮き彫りにしていただく役割もお願いしております。
 また、中川先生には、現場の先生方のご意見を総括し、今後どのように総合的な学習に取り組んでいけばいいのか、方向性を示していただきます。
今月の質問
Q1. 調査活動、制作活動、話し合い、何をやってもとにかく時間がかかります。子どもたちに決定させることや、支援のしかたがわからなくて困っています。
Q2. 総合的な学習では、子どもたちが様々な動きをします。しかしながら、教師の数は限られています。どうすれば良いのでしょう。


 総合的な学習の時間には、子どもたちが主体的に様々な活動を行います。これは、先生にとっても子どもたちにとっても、今まであまり経験がなく、とまどうことでもあるようです。そのうえ、みんなが同じことをやるのではなく子どもたちがグループや個人で、それぞれ異なった活動を行うこともあり、各々の子どもたちの活動を支援していくことに対する先生方の負担感も強いようです。
 今回は、これらの問題についてお答えいただきました。
(中川一史)
今回、回答してくださった先生

砺波市立出町小学校
白江 勉 教諭
現在4年生の担任をしています。総合的な学習では、キーワードを「本気」にして、いかに教師や子どもたちが本気になって取り組めるかを考えています。教師がおもしろいと感じたものでないと、子どもたちは食いついてこないと思うのです。過去に、商店街の活性化を願って様々な活動を行い、最終的に市長に提言集を手渡した実践などを行いました。

石川県 内灘町立清湖小学校
河村綾子 教諭
3年続けて6年生を担任しています。6年生が個人テーマで総合的な学習を始めてから4年なので、そのうち3年間関わっていることになります。子どもたちが「個人テーマでやってよかった」「半年前よりこんなに成長できたよ」と思えるような総合的な学習にしたいという願いをもって頑張っています。毎年学年全体で取り組んでいますが、一緒にチームを組んでああでもないこうでもないと言い合ってきた仲間を宝物に思っています。

慶應義塾湘南藤沢中・高等部
田邊則彦 指導主事
1952年生まれ。慶應義塾大学文学部卒業後15年間初等教育にたずさわり、1992年から中等教育を担当する。1970年代前半は、東芝製の「√が開けて、定数計算のできる電卓」Homelandを駆使して心理学の実験レポート作成、PCの登場が衝撃的でした。専門は認知発達。最近はテレマーク・スキーで山に入るのが唯一の楽しみ。
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