私たちが子どもだった頃にはなかった道具が、今の教育現場に登場してきています。もちろん、そんな目新しい道具を使わなくても授業はできる!という先生も多いのではないかと思いますが、そういう道具と出会ったときの子どもたちの目の輝き、使いこなせるようになったときの発想のおもしろさ・自信に満ちた顔を、ぜひ知っていただきたいと思います。
ここで御紹介したいのは「テレビ会議」を活用しての授業です。テレビ会議というと、何か大変なシステムを用意して、準備周到にしてやらないとできないかのように感じてしまいますが、本校では、いわゆるテレビ電話を活用して、子どもたちの必要に応じて気軽にテレビ会議をやっています。
6年生の教室にテレビ電話とプロジェクター
4階の視聴覚室に電話回線が来ています。視聴覚室でテレビ会議をすることもできますし、延長の電話線をつなぐと自分たちの教室からでもすることができます。テレビ電話にプロジェクターを接続すれば、大勢で見ることもできます。もちろん、6年生の子どもたちですから、それらの準備も自分たちでやります。相手の学校の電話番号を入れてコール音が響き、相手の顔が写し出されるときは、何回やっても子どもたちの歓声があがる瞬間です。教師にとっては、「やったね!」という瞬間です。 |