21世紀の学校教育の大きな鍵を握っているのは、質の高い情報教育であり、それを推進するための学校・地域・企業の連携と言ってもいいだろう。本シリーズは、これからの情報教育において不可欠な基礎・基本の力や子どもたちに起きるさまざまな変化、教育の未来像について、現場の教師、企業のスペシャリストなどを交えながらその答えや実践例を探求していくものである。「子どもたちのプレゼンテーション能力」について盛んに討論した第1回目は各方面からさまざまな反響をいただいた。2回目の今回は、教師自身のプレゼンテーション能力とその育成について、辛口のコメントも含みながら展開していく。この4月から始まる新教育課程の実施に向け、従来の教育観の見直しが迫られる今、情報教育はもちろん、授業の在り方そのものについて自らを振り返ってみることは必要なことではないだろうか。 |