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実践事例<メディア創造力を高める国語科授業>

スライドショーで思いを発信しよう

光村6年上「みんなで生きる町」

学習のゴール

ユニバーサルデザインの視点からものを見直し、調べたことを交流して考えを深め、自分たちの気づきをスライドショーにして発信する。

身につけさせたい力

1) 伝えたい事を選び、自分の考えが明確になるように、筋道を立てて文章をまとめる。
2)互いの考えの相違点や共通点を考えながら、進んで話し合う。
3)文章のよいところを見付けたり、間違いなどを修正したりする。
4)伝えたい事柄に合わせて、映像や音楽を収集したり選択したりする。
5)発想を活かしながら、相手の視点に立って、メディアを効果的に表現する。
6)目的を考えながら作品を評価し、自己の学習をふりかえる。
1)2)3)は従来の国語の単元目標、4)5)6)はメディア創造力

メディア創造力を高める学習のプロセス

A.全体の指導計画
1時間 ねらい 学習のねらいを確かめる。
学習活動 教科書でユニバーサルデザインの考え方を知る。
2-3時間 ねらい ユニバーサルデザインを体感する。
学習活動 施設を見学して写真を撮影する。
4-5時間 ねらい おたがいの考えを交流する。
学習活動 写真を使って4行プレゼンテーションを行う。
6時間 ねらい 身近な場所の課題を発見する。
学習活動 学校の周りを見て写真を撮影する。
7時間 ねらい 必要な映像を選ぶ。
学習活動 印刷された写真を見て話し合いながら選ぶ。
9時間 ねらい 一つの原稿にまとめる。
学習活動 メンバーの原稿を読みながらまとめる。
11時間 ねらい 原稿を完成させる。
学習活動 教師の評価を受けながら原稿を完成させる。
11-12時間 ねらい スライドショーを完成させる。
学習活動 コンピュータで制作する。
13時間 ねらい 作品評価を行い、学習を振り返る。
学習活動 作品発表会で評価しながら、まとめの作文を書く。
B.実践の流れ
学習のねらいをたしかめる 
ユニバーサルデザインを体感する 
おたがいの考えを交流する 
身近な場所の課題を発見する 
必要な映像を選ぶ 
ストーリーを考える 
一つの原稿にまとめる 
原稿を完成させる 
スライドショーを完成させる 
作品評価を行い、学習を振り返る 

「メディア創造力」の評価

プロダクト評価(作品などの残ったもの)とプロセス評価(学習過程に関すること)に区別して評価する。
1) プロダクト評価
ユニバーサルデザインの視点でものを見ているか。(4行スピーチ、最後の作品 より)
論理的で分かりやすいストーリーになっているか。(個別の原稿、最後の作品 より)
映像、音楽、ストーリーが適切に使われているか。(最後の作品 より)
2) プロセス評価
自己評価カードによる振り返りは行われているか。(自己評価カード より)
互いに協力しあい積極的な態度で参加していたか。(観察法により)
最後の作文に、自らの学びを記述しているか。(作文より)
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