D-projectプロジェクト2012 アーカイブ
教師の実践研究のためのプロジェクト

情報リテラシープロジェクト

プロジェクトリーダー:豊田充崇(和歌山大学)
研究メンバー:中川一史(放送大学)、中橋 雄(武蔵大学)
実践メンバー:広瀬一弥(亀岡市立南つつじヶ丘小学校)/甲斐 崇(沖縄県北谷町立浜川小学校)/田中健太郎(長崎県南島原市立長野小学校)/菊地 寛(静岡県浜松市立豊岡小学校)/加藤悦雄(北海道石狩市立紅南小学校)/山口修一(熊本県熊本市立託麻北小学校)/海道朋美(石川県金沢市立緑小学校)/遠藤麻由美(宮城県栗原市立大岡小学校)/有田浩子(鳥取県鳥取市立西郷小学校)/増井泰弘(香川県丸亀市立郡家小学校)/山中昭岳(関西大学初等部)/本岡 朋(和歌山市立藤戸台小学校)/寺田 好(紀の川市中貴志小学校)/望月純子(和歌山市立四箇郷小学校)/中原亜由美(和歌山市立西脇小学校)/髙橋美咲(大阪府吹田市千里第三小学校)

プロジェクトの概要

 活動は大きく分けて2つの柱でおこないます。

 1つ目は、「教科指導」の中での「情報モラル」を育成する授業実践事例をつくること。国語科を中心に社会科、生活科、図工、保健等の教科の単元に情報モラル育成の指導要素・場面を意図的に設けて実践していきます。

 2つ目は、学校教育の特化し、学校間交流・情報発信を目的とした児童用コミュニティサイトを運営。このサイト(児童用SNS)を学習活動に取り入れることで、児童主体によるネットワークコミュニケーションを実現していきます。

プロジェクトのゴール

〈活動のゴール〉

  • 1. これまでと本年度の実践事例をまとめ、低学年から高学年を通した情報モラル育成モデルカリキュラムの提案と実践事例集を作成します。実践事例は、各教科の教科書単元に位置付けることを条件として、子どもたちの創作的活動を重視します。
  • 2. 2つ目の柱である児童用SNSについては、本年度のプロジェクト内で最終的な検証を実施し、年度末には一般公開できるようにしていきます。子ども主体のネットワークコミュニケーションが成立できることがゴールとなります。

 なお、授業設計時やネットワークコミュニケーションの活動において、メディア創造力の下位項目である「C.表現の内容と手段を吟味する力」が身に着くように配慮するとともに、加えて、以下の到達目標にも意識して迫りたい。
A-1. 社会とのつながりを意識した必然性のある課題を設定できる
B-3. 制作物の社会的な影響力や意味を理解できる

プロジェクトの種類

学習活動プロジェクト

メンバーの募集について

実践メンバーは例年からの継続固定。
児童用SNS(教育利用に特化したクローズドなSNS)の利用については公募します。

2012年度の計画

5月〜12月 継続して実践メンバーによってモデル実践事例を実施。
5月〜12月 児童用SNSの改良と新規開発。活用事例の検証。
年度内に成果発表会を設定予定

当プロジェクトの成果は冊子もしくは書籍媒体として広く公開する。

これまでの活動

  • ・平成23年1月よりスタート。
    教科指導の中での情報モラル育成実践事例の収集を継続的に実施しています。
  • ・平成23年7月。当プロジェクトの成果発表会としてD-project夏の公開研究会(和歌山)を開催。この際、児童用SNSの試験バージョンを公開。
    以後、実践事例の集約と児童用SNS利用の2本柱で進行中。なお、実践事例については、モバイル端末の児童一人一台体制による授業も含めて進めています。