プロジェクトリーダー:小島源一郎(奈良市立東市小学校)
サブリーダー:米田謙三(大阪羽衣学園高校)
メンバー:佐伯敬子(奈良市立椿井小学校)/田中祐一郎(奈良市立大宮小学校)/竹田光陽(奈良市立東市小学校)
コンテスト形式で「私のまちのたからもの」をテーマに、自分たちの地域を紹介するスライドショー作品を全国より募ります。この活動では、身近にある地域についての調べ学習からスライドショーの作成・発信の活動を通して、地域の文化や自然を愛し、地域に誇りを持って守り伝えていこうとする気持ちをはぐくみます。また、作品を制作するという学習活動の課程において、目的意識や相手意識を持ちながら「映像・言葉・音楽」を効果的に使い、より分かりやすく、より相手に印象づけられる発信しようとする活動が、子どもたちのメディア創造力の育成につながります。
〈活動のゴール〉
世界の人たちに伝えたい“私のまちのたからもの”(有形・無形文化、自然等)をテーマに、自分たちで撮ったデジタル写真に文字やナレーション、音楽を組み合わせた地域を紹介するスライドショーを制作し、出来上がった作品をコンテストに応募します。この活動を通して、自分たちの住む町のよさを再発見し伝えるという地域社会と世界をつなぐ課題を追求するなかで子どもたちの使命感や好奇心、探究心が刺激されるとともに、伝えたい目的意識や相手意識を持つことで課題を設定し解決しようとする力を育むことができます。また、「映像・言葉・音楽」を効果的に使い「より分かりやすく、より相手に印象づけられるように、より説得力を増すように」という表現の内容を吟味し、よりよいストーリーを考えるための映像と言語を往復させる活動が、発想力や企画力を刺激し論理的思考が促されていきます。
〈学びのゴール〉
子ども達が地域学習を通じて、地域の文化や自然を愛し、誇りを持って守り伝えていこうとする気持ちを育みます。また、他者との相違点や共通点を考え、建設的妥協点を見出すために繰り返される言葉と映像の議論をとおして、子どもたちは、感覚的な能力と論理的な思考を総合的に働かせ高めていきます。
〈学習活動プロジェクト〉
ユネスコ未来遺産運動の活動プロジェクトとして世界の人たちに伝えたい“私のまちのたからもの”(有形・無形文化、自然等)をテーマに、自分たちで撮ったデジタル写真に文字やナレーション、音楽を組み合わせた地域を紹介するスライドショーを制作します。
メディア創造力下位項目 | 到達目標 | Lv3 |
---|---|---|
A. 解決しようとする力 | 3. 心・探究心・意欲をもって取り組める | 課題に対して、相手意識・目的意識を持って主体的に取り組むことができる。 |
C. 手段を吟味する力 | 3. 心・探究心・意欲をもって取り組める | 自分が撮影し取材した情報を編集し、映像と言葉を関連づけて表現できる。 |
D. かす力 | 1. ながら議論して他者と協働できる | 自他の考えを組み合せながら、集団としての1つの考えにまとめることができる。 |
D-allで募集をします。
今年度についても、スライドショーの制作を通してわたしの町のたからものコンテストは開催され応募作品を募ります。
〈応募作品の条件〉
プロジェクトとして、4年目の活動になります。
この学習活動は、ユネスコ未来遺産運動・「私のまちのたからものコンテスト」ともつながっており、“D-takaramono”で活動の交流、共有をしています。
これまで3回のコンテストの作品は、ユネスコ未来遺産運動のHPでご覧になれます。
▶http://www.unesco.or.jp/mirai/
昨年度はコンテストに、42の応募作品があり、その中から、審査の結果、最優秀賞(1点)優秀賞(【優秀賞】D-project賞富山県氷見市立朝日丘小学校『俳句でつづる氷見の宝』)(2点)に加え、今年度の”チャレンジ賞”(1点)が決定。
3月26日にメトロポリタンホテルで表彰式が行われました。今年度についても、わたしの町のたからものコンテストは開催されます。
また、ユネスコスクール教員研修があり、そこで私のまちのたからもののワークショップが開かれました。スライドショー制作に様々な工夫された作品が応募されるようになってきました。また、国際理解(海外の小学校との交流)や国語科の表現活動に組み込んでいる学校も見られます。