D-projectプロジェクト2022

国際協働学習の設計と評価プロジェクト

プロジェクトリーダー(所属):清水 和久(金沢星稜大学)  サブリーダー(所属):角納 裕信(金沢市立大野町小学校)
メンバー(所属):南 哲太、坂本 由香、乗富 智子(金沢市立南小立野小学校)/野村 泰孝、北出 寛子(野々市市立館野小学校)/川崎 利行、中野 茜(羽咋市立羽咋小学校)

プロジェクト中間報告 -(夏)

スタート時よりも参加校が1校増えて、日本側の小学校6校(12クラス)。交流先は台湾の小学校4校(12クラス)で、全12グループでスタート。

第1回会議(6月23日)キックオフ会Zoom
内容:参加の先生、星稜大学サポート学生の紹介。昨年度の実践内容の紹介。交流先台湾の先生とのグループLINEの作成。各校の総合テーマをもとにテディベアをつかった国際協働学習内容の設計についての話し合い。以下の点を確認した。

〇ねらい
・外国の同世代の子供たちと国際協働学習を行う中で、 自国の良さを見直し、外国の文化に興味を持つことを通して、グローバルな視点で物事を見ることができるようになる
・英語を学ぶ目的意識を持ち、英語を学ぶ必要感と伝える相手意識を持つ
・総合的な学習や教科学習等で学んだことを表現するための手段としてタブレットを活用し、交流の手立てとする

〇交流の テーマ 
・SDGsの17のテーマに 関係すること

〇児童の主体的な学びにつながる個別最適な学びと協働的な学び
<個別最適な学びの場面>
・(自己調整力)の発露場面
・タブレット で学校紹介、地域紹介等 学んだことを 自分なりに スライド にまとめる
・英語の文字で伝えることは難しくてもイラスト、動画、絵を作成し伝える

<協働的な学びの場面>
・児童と担任との協働場面:先生が一方的に決めずに児童と作り上げる形で国際協働学習は、台湾の先生と協働して行うので、先生も未知な部分も多いので、児童の主体性をうまく引き出しながら、児童の思いを大切に進める場面を意識していく
・台湾の先生との協働場面:お互いの学校の やりたいことをうまく調整しながら 、どちらの学校にもメリットのある交流を作り出す
・日本の先生同士の協働場面:各地の学校が台湾と交流を行うので、台湾情報やTV会議 の方法など 幅広く情報を共有し、 先行者などから情報提供を受けたり、課題点については研究会などで共有したりして解決方法を探る

第2回会議8月26日(木)Zoom 
内容:9月以降の予定の確認 テディベアの発送時期確認。
1)前回の会議と名簿メンバーの追加
2)TBPの趣旨確認
3)9月からの交流開始向けての活動の内容
4)交流のイメージ(実践事例紹介)
5)交流相手との交流手段の確認(LINEに自己紹介入力)
6)今後の予定の確認
7)担当学生との打ち合わせ

第3回会議10月3日(月)
1)ベアを送るまでの経緯 すべての学校からベアが台湾におくられたことを確認
2)ベアが到着してからの活動の具体例→写真を添えた滞在日記の記載
3)SDG s を絡めた参考例の紹介
4)12 月に大学生が台湾へ行くので各学校のために出来ること
5)報告書の質疑応答 *10月中にTV会議を実施する

第4回会議11月17日の予定
・TV会議の方法

プロジェクト概要

世界的な教育組織であるiEARNのプロジェクトに参加し、教師が外国の先生とつながると共に、子供たちも外国の学校と実際に交流する。iEARNのプロジェクトの中では「テディベアプロジェクト」に取り組む。交流校とは、ぬいぐるみを交換留学させ、日本では、送られて来たぬいぐるみを通して日本文化を紹介する。また日本から送ったぬいぐるみは、交流相手の子供たちが、そのぬいぐるみを通して現地の生活の様子や文化を紹介する。最終的には、ぬいぐるみの留学生は自国に帰国する。その時には滞在したたくさんの写真や日記とともに帰ることになる。

プロジェクトのゴール

<活動のゴール>
テディベアプロジェクトに参加し、交換留学生のぬいぐるみを外国に送り、日本に来たぬいぐるみを通して自国の文化を発信する。交流校の教師と相談しながらゴールを目指す。

<学びのゴール>
外国の学校に対して、表現活動(写真、動画、日記交換など)を通して情報を発信するとともに向こうからの情報を受け入れる。また英語活動の活用も図る。

メディア創造力にどう迫るか

交流国、交流校への興味関心を高める。また、自文化理解、異文化理解のため、タブレット端末を活用し、メディアを使った表現力をアップさせる。

1:課題の設定場面で「A―1―Lv5」に迫る。(グローバルな視点をもつことの重要性を伝え、実際に交流する必然性につながる課題を設定する)
金沢星稜大学の学生が「もし世界が100人の村だったら」のワークショップを小学校で実演。外国で同世代の子供たちのおかれている状況などを、就学率や識字率のデータ、演劇などによって伝え、外国に目を向けることの重要性を認識し、外国に友達を持ちたいというモチベーションにつなげる。

2:表現の内容と吟味(学校紹介ビデオの制作場面)で「C―2-Lv3」に迫る。
子どもたちは、ぬいぐるみを送る前に、思いを込めるために、学校や地域のことについて、ぬいぐるみを入れ込んだ映像でどのように伝えるかを企画し、ビデオを作成する。また、多いとは言えない英単語の知識を最大限活用し、映像と文字を組み合わせながら、相手意識や目的意識を常に意識し、自分なりの発想や工夫をいかしながら、ビデオなどを作成する。

3:WEB会議の実施場面で「D-3-Lv3」に迫る。
子どもたちは送られてきたぬいぐるみがどのように生活しているかを、写真に撮り、印刷したものをもとに、WEB会議で地域紹介、学校紹介を生で実施する。当然相手の反応もわかるので、どのような方法で相手に伝えたらいいかを吟味し、複数回WEB会議をする中でより良いものに作りかえて行くことができる。

メンバーの募集について

6月中に募集し、外国の新学期がはじまる9月から開始する。 尚、メンバーは、外国の交流相手を見つけることができるiEARNの日本支部のJEARN(グローバルプロジェクト推進機構)に加入する必要がある。

プロジェクト参加希望フォーム ▶D-allメーリングリスト登録

プロジェクトの広報や交流手段

グローバルプロジェクト推進機構(JEARN
iEARN の掲示板(JEARNの会員になると参加できる)で相手の先生と連絡を取り、経過も報告する。

参加メンバー間とはMLで連絡する。また近隣の場合は月1回金沢星稜大学において研究会を開催するので、直接またはZoomでの参加が可能である。 なお、外国との交流のためには世界的規模の教育組織であるiEARN (日本支部であるJEARN)に加入する必要があり、加入によって世界との交流の扉が開かれる。なお、加入のためには年間3000円の会費が必要となってくる。

スケジュール

1. JEARN(グローバルプロジェクト推進機構)に加入し交流相手を見つける場の確保
2. JEARNの上部組織であるiEARNのコラボレーションセンター(掲示板)に入り、交流の方法をマスターし、テディベアプロジェクトでの相手を探す
3. 9月から交流する学校を見つけネット上で相談しながらプロジェクトを進める
4. そのプロセスにおいてメディア創造力をつけるための手立てを考える
5. 実施可能な表現活動(web会議、ビデオ制作、英語カードの作成等)を行い各プロジェクトのゴールを目指す、
上記のプロセスを行うために月に1回金沢星稜大学で研究会を行う、なお遠隔の場合はZOOMなどで参加可能である。


5月 参加者募集
6月 館野小と台湾五常国民小の先生同士のオンライン会議
7月 導入授業「世界がもし100人の村だったら」の実施(四十万小、館野小)
8月 フォーラムへ書き込み練習
9月 「学校紹介動画のためのドローン撮影ワークショップ」予定(蛸島小 他2校)
動画撮影のノウハウについて学生が指導予定
10月 テディベアの交換 スタート時からの経過報告、学校紹介の準備
11月 学校紹介、テレビ会議 テーマの設定
12月 外国の交流校と継続交流(滞在記の作成、ネット上にアップ)
1月 テディベアの滞在記のコンテンツ作成
2月 テディベアの帰国 まとめ
3月 D-projectで報告
  A
課題を設定し
解決しようとする力
B
制作物の内容と
形式を読み解く力
C
表現の内容と
手段を吟味する力
D
相互作用を
生かす力
寺子屋リーフレット制作  
プログラミング教育    
スクールワーク活用授業デザイン      
特別支援アラカルト      
国際協働学習の設計と評価  
AIと教育  
STEAMキッズプロジェクト
算数・数学とプログラミング的思考  
データベース活用プロジェクト    
新聞教材活用      
フォトポエム    
Everyone Can Create    
クレイアニメプロジェクト〈休止〉  
小学校英語メディア創造力    
デジタルリーフレット    
School XR